
今年で発表から43 年を迎える「PROVINCIAL」
飛騨業株式会社(本社:岐阜県高山市 代表取締役社長:岡田明子/以下飛騨産業)は、2026年6月17(水)~6月21日(日)に飛騨高山地域で開催される「飛騨の家具フェスティバル(以下フェスティバル)」に参加します。
HIDA高山店 森と暮らしの編集室(以下HIDA 高山店)では、今年のフェスティバルのテーマである「永続性~人と共に、時を重ねる家具~」にあわせ、発表から58年を迎える「穂高」、43年目の「PROVINCIAL」など、長年にわたり愛され続けるHIDAのロングライフアイテムの魅力を再発見する展示を行います。また、未来のロングライフデザインを見据えた取り組みとして、熊野亘氏がデザインを手がける国産材の家具コレクション「kei」の新作テーブルや、川上元美氏デザインによる圧縮スギを用いたコントラクト向けベンチの新作を披露します。
フェスティバルの本会場では、今月初旬に開催されたオルガテック東京2026 にて、「ORGATEC TOKYO Awards 特別賞」を受賞した、木質ワークプレイス提案「丁寧なものづくりから生まれる、普遍的な空間」の巡回展示を行います。
期間中はフェスティバル会場や周辺エリアにて、トークイベントやファクトリーツアー、遊朴館 HIDA GALLERY の企画展「森の恵み 工芸と飛騨の酒」などもお楽しみいただけます。高山の街が家具と手仕事の魅力に彩られるこの時期に、ぜひご来場ください。
■会場1|HIDA高山店 森と暮らしの編集室
「人と共に、時を重ねる家具」HIDA ロングライフデザイン
1920 年創業の飛騨産業は、これまで数多くの木製家具を世に送り出し、人の暮らしに寄り添いながら、時代や流行を超えて愛されるロングライフデザインを追求してきました。その結果、発表から58年を迎える「穂高」をはじめ、43年目の「PROVINCIAL」、31年目の「CRESCENT」、25年目の「森のことば」など、世代を超えて愛されるロングライフアイテムが生まれています。
HIDA高山店では、今年のフェスティバルのテーマ「永続性~人と共に、時を重ねる家具~」にあわせ、これらのロングライフアイテムの展示コーナーを刷新し、現代の暮らしにあわせたスタイリングとともに、その魅力を再発見する展示を行います。また展示とともに、10 年保証や修理対応など、飛騨産業が進める家具を次世代へと受け継ぐための取り組みについてもご紹介します。
熊野亘「kei」の変形テーブルなど国産材の新作を発表
「NEW JAPANESE COUNTRY LIFE」をテーマに昨年誕生した、熊野亘氏のデザインによる「kei」は、長い年月をかけて森の中で育まれてきたクリの木の豊かな表情が感じられる家具コレクションです。今年は新たに、曲線が空間にリズムをもたらす変形ダイニングテーブルのプロトタイプや、プロダクトの造形の美しさを引き立てる新たな仕上げを加えた展示で、自然とつながる心地良い暮らしをご提案します。
また、会場では新たに国産材対応が可能となったインハウスデザイナーによるダイニングベンチの展示も行います。これらの取り組みを通じて、日本の林業を活性化させ、管理・手入れが行き届いた豊かな森づくりへと繋げていきます。

「kei」コレクションより Styling: Yusuke Takeuchi Photo: Masayuki Hayashi

熊野 亘 Wataru Kumano
プロダクトデザイナー。2001-08年にフィンランドへ留学、帰国後Jasper Morrison氏に師事。2011年にデザインオフィス“kumano”を設立し、環境、機能性、地域性など、背景のあるデザインをテーマにNIKARI、CAMPER、カリモク家具、天童木工などの国内外のメーカーとプロジェクトを手掛ける。2021年にスイスのローザンヌ州立美術学校(ECAL)にて教鞭をとり、2025年より武蔵野美術大学教授に就任。
コントラクトコレクションに川上元美デザインの新作ベンチが登場
コントラクトコレクションでは、ホテルや美術館などのエントランス空間にふさわしい重厚感のある新作ベンチを発表します。飛騨産業の独自
技術である圧縮スギを用い、デザインには2014 年発表の「KISARAGI」などを手がけ、スギ材の可能性を熟知する川上元美氏を迎えました。
これに加えて、木質内装建材メーカーの朝日ウッドテック株式会社とのコラボレーションによる、大型ミーティングテーブルのプロトタイプも展示します。スギ圧縮柾目材(小節入り)の挽板を用い、飛騨産業のインハウスデザイナーがデザイン。国産スギ材の新たな可能性を示す取り組みとしてご覧いただけます。

圧縮スギを用いた川上元美氏デザインの新作ベンチ

川上元美 Motomi Kawakami
兵庫県生まれ。1966 年 東京藝術大学美術研究科 修⼠課程修了、1966-1969年 アンジェロ・マンジャロッティ建築設計事務所勤務、1971年 川上デザインルーム設立。
東京藝術大学、多摩美術大学、金沢美術工芸大学、神戸芸術工科大学などの客員教授を歴任。プロダクトデザイン、インテリアデザイン、環境デザイン等を手掛ける。各地の地場産業の活性化事業や地方人材育成事業に貢献する。飛騨地域においては、1985 年当時よ
り、デザインという新たな地域資源の創造に向け指導を仰ぐ。
HIDA高山店 森と暮らしの編集室 開催概要
会期:2026年6月17日(水)~6月21日(日)10:00~18:00 *会期中無休
会場:HIDA高山店 森と暮らしの編集室(岐⾩県高山市名田町1-82-1)
*JR高山駅 乗鞍口より徒歩15分 *駐車場有り
TEL:0120-606-655(フリーダイヤル)
URL:https://hidasangyo.com/shop/takayama/
■会場2|飛騨の家具フェスティバル本会場(飛騨・世界生活文化センター)
オフィス空間における木の可能性を探求
フェスティバルの本会場では、今月初旬に開催されたワークプレイスの展示会・オルガテック東京2026にて、「ORGATEC TOKYO Awards 特別賞」を受賞したHIDAブースの展示、「丁寧なものづくりから生まれる、普遍的な空間」を再現します。
空間デザインは昨年に続きFLOOATが担当。飛騨産業が長年培ってきた木工技術や素材への誠実な向き合い方を空間全体で表現しながら、使い込まれることで深まる家具の価値や、時間の積み重ねによって育まれる豊かさを感じていただける場を創出します。

Photo: Junya Igarashi

2011年に株式会社FLOOATを設立。専門分野の異なる4人のメンバーが中心となり、オフィス・商業空間・住宅プランニンや内装設計を軸に、プロモーションに関する企画やディレクションなど、東京を拠点に幅広くおこなっている。プロジェクトの本質への深い理解に基づいた豊かで居心地の良い空間、細部まで突き詰めたデザインで、長くそこに居たくなる上質な普通をつくりだすことを得意としている。
飛騨の家具フェスティバル本会場 開催概要
会期:2026年6月17日(水)~6月21日(日) 9:30~17:00 *最終日のみ16:00閉場
会場:飛騨・世界生活文化センター(岐⾩県高山市千島町900-1)飛騨のフェスティバル本会場
*JR高山駅より無料送迎バスあり
URL:https://www.hidanokagu.jp/festival/
■期間中開催イベント
HIDA 匠 Factory Tour
普段は見ることができない工場の様子をご覧いただける「HIDA 匠 Factory Tour」。家具に使用される木材や、工程ごとに並ぶ様々な機械、そして木材を巧みに操る職人の仕事などをツアーでご案内します。フェスティバルの期間中は、午前と午後に開催。ご予約は飛騨産業公式Webサイトよりお申し込みください。

飛騨産業 第一工場での曲木作業の様子 ジャパンハウスロンドン提供
HIDA 匠 Factory Tour 開催概要
日時:2026年6月17日(水)13:00~、
2026年6月18日(木)、19日(金)10:00~/13:00~
集合場所:HIDA高山店 森と暮らしの編集室(岐⾩県高山市名田町1-82-1)
*JR高山駅 乗鞍口より徒歩15分 *駐車場有り
※HIDA高山店 森と暮らしの編集室から飛騨産業 第一工場まで送迎車をご用意しております。
TEL:0120-606-655(フリーダイヤル)
お申し込みURL:https://hidasangyo.com/shop/takayama/factory-tour/
遊朴館HIDA GALLERY企画展「森の恵み 工芸と飛騨の酒」
日本の木工文化を未来につなぐ場として、飛騨産業が昨年10月にグランドオープンした「遊朴館 HIDA GALLERY」。フェスティバル期間中は高山の初夏を彩る「飛騨高山酒蔵のん兵衛まつり」にあわせて、企画展「森の恵み 工芸と飛騨の酒」を開催しています。食卓を彩る酒器や器の展示販売に加えて、酒造りを支えてきた木の道具や、その背景にある木の文化を紹介し、豊かな森という視点から飛騨の酒造りを読み解きます。
また、併設しているCAFE & TABLE 工では、のん兵衛まつり参加酒蔵の日本酒と、飛騨の旬な食材を用いたランチや酒肴などをお楽しみいただけます。

陶芸家・村上躍氏が本展にあわせて制作した酒器 Photo: Kazuhiro Shiraishi
森の恵み 工芸と飛騨の酒 開催概要
会期:2026年5月29日(金)~6月21日(日) 10:00~18:00 *フェスティバル会期中無休
会場:遊朴館 HIDA GALLERY(岐⾩県高山市上一之町26)
展示作家:安土草多、⾙山伊文紀、金森正起、小澄正雄、三谷⿓⼆、村上躍、森岡成好、吉田欣司
展示協力:飛騨高山まちの博物館、飛騨・高山観光コンベンション協会、平瀬酒造店
TEL:0577-32-8892
URL:https://hidasangyo.com/shop/yuhokan/yuhokan-news/20260529_event-workshop/
飛騨木工連合会開催イベント
6月17 日(水)のオープニングトークJapan Furniture Connect Program in Hida「“日本の家具”という価値を、どうつくるか」を⽪切りに、フェスティバルの本会場では各種トークイベントなどのイベントを多数開催します。詳しくは飛騨木工連合会公式Webサイト「飛騨の家具フェスティバル」をご確認ください。
URL:https://www.hidanokagu.jp/festival/
飛騨の家具フェスティバルについて
古くから「飛騨の匠」として知られ、日本有数の家具の産地である岐阜県飛騨高山地域で、その技と伝統を現代に引き継ぎ、飛騨の家具の魅力を発信するイベント。今年のテーマは「伝統を活かす ~匠の遺伝子~」。飛騨地域の新作家具の展示をはじめ、飛騨木工連合会ゆかりのゲストのトークショー、関連団体によるワークショップ等を開催します。今年より日本家具産業振興会の旗振りのもとにスタートした「JAPAN FURNITURE MONTH」にあわせ、7月の開催に変更となりました。

飛騨産業について
木工家具ブランドHIDAを展開する飛騨産業は、飛騨地方の悠久の森と飛鳥時代より続く匠文化を背景に、地域の発展を願う有志によって1920年に創業された家具メーカーです。「匠の心と技をもって、飛騨を木工の聖地とする」という志のもと、「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」「森と歩む」の4つの価値観を軸に、地域に根ざした持続可能な木製家具づくりに取り組んでいます。
曲木やスギ圧縮など独自の技術の研鑽を続けながら、国内外のデザイナーとの協働によって開発されたコレクションは、海外の展示会やアワードにおいて国際的な評価を獲得しています。また近年では、木工職人の育成を行なう「飛騨職人学舎」や「遊朴館 HIDA GALLERY」などの取り組みを通じて、木工文化を未来につなぐための活動にも力を入れています。