生成AIを活用し顧客インサイト抽出を効率化、商品開発や解約率低下に貢献
相互交流で信頼を育む「Commune」を提供するコミューン株式会社は、顧客の声(Voice of Customer、以下 VoC )や従業員の声(Voice of Employee、以下VoE)の分析サービス「Commune Voice」の本格提供を開始したことをお知らせいたします。
「Commune Voice」は、コミュニティやSNSに寄せられた膨大な顧客や従業員の声を生成AIで分析するサービスです。これにより、企業は時間やコストを大幅に削減しながら、顧客インサイトを効率的に抽出し、商品開発や解約率の改善などマーケティング活動に活かすことが可能になります。顧客・従業員との間に育んだ信頼関係の理解を深め、顧客企業の信頼起点経営の実現をサポート、事業成長に貢献します。

Commune Voice URL:https://commune.co.jp/voice/
開発背景
個人の発信力が高まり、SNSやコミュニティには多様な声が集まっています。これらは企業・ブランドにとって重要な資産ですが、多くの場合「集めて終わり」になっているケースが少なくありません。
この先の生成AI時代、AIエージェントの台頭により、顧客一人ひとりにパーソナライズされた体験の構築が求められます。この体験構築を実現するには、顧客・従業員の声を単に集積するだけでなく、深い「理解」へと昇華させることが必須となります。そのため、深いユーザー理解のためのVoCやVoEをマーケティングに活用する動きが急速に加速しています。
コミューンでは、顧客や従業員との信頼関係を育み事業に活かす信頼起点経営を「可視化」「理解」「育成」「創造」の4つのプロダクトにより支援しています。顧客・従業員との信頼関係の「理解」を深めるプロダクトとして、「Commune Voice」を開発いたしました。
AIを活用して多様な声やフィードバックを分析し、信頼を高める要因と阻害する要因を特定し、信頼関係の構築に役立てます。

「Commune Voice」の特徴
顧客・従業員から寄せられる多様な声を分析し、信頼関係の構築に影響するインサイトを特定するプロダクトです。商品・サービスへの期待と実際の体験のギャップや、従業員の信頼を損なうリスクを早期発見します。AIと直感的なインターフェースで、信頼構築に直結する改善ポイントを効率的に把握できます。
1.カテゴリーエントリーポイントをAIが自動抽出
従来、目視で行っていた投稿データの分析を生成AIで自動化し、膨大な時間やリサーチコストをかけずに定量的な評価を可能にします。さまざまなチャネルで得たVoCを過去分も含めて統合し、チャネル・ブランド横断での顧客理解を可能にするため、自社ブランドのカテゴリーエントリーポイント(想起・購買に至る理由、以下 CEP)分析に役立ちます。
2.ロイヤルティを高めるコンテンツ企画を支援
コミュニティ内のユーザーランクごとに頻出フレーズを理解することが可能です。ロイヤリティを高める要因を理解し、ロイヤル化促進のためのコンテンツ企画を支援します。
3.多岐にわたる分析機能
投稿の自動グルーピング、ポジティブ・ネガティブ評価、時系列推移グラフなど、様々な角度からの分析が可能です。商品開発や解約率低下、顧客の声に基づいた商品開発やサービス改善、解約防止策の実施を支援します。

Commune Voice 分析画面イメージ

Commune Voice 利用シーンイメージ
「Commune Voice」の先行活用例
株式会社Gakken様
Gakkenの「学研の科学 あそぶんだ研究所」は、小学生とその保護者が参加するコミュニティで、新商品の企画をする際にユーザーの声を活用しています。
ベースフード株式会社様
ベースフードのユーザーコミュニティ「BASE FOOD Labo」では、コアユーザーの過去投稿の分析により、解約要因を明確化し、顧客コミュニケーションの最適化を実現しました。これにより、解約率低下やプロモーション最適化に貢献しています。
食品・D2Cブランド各社
レビューやSNS投稿を横断的に分析し、「購入のきっかけ」(CEP)を抽出し、広告コピー・LP改善の精度を大幅に向上しています。
大手メーカー・小売企業
アンケート・口コミ・チャットログを統合し、生成AIによる自動要約とトレンド提示を実現。マーケティング・商品開発・CSが同じ“顧客の声”を見ながら動ける環境を構築しています。

今後の展開
当社は「Commune Voice」の機能を拡充し、コミュニティだけでなく、複数のチャネルでどのようなユーザーが何を求めているかを把握できるサービスへと進化させていきます。顧客データやSNSデータとの連携分析も予定しており、お客様のマーケティング施策に貢献してまいります。
「Commune Voice」とは
AIの力でVoC・VoEを顧客・従業員の理解に変えるインサイト分析サービスです。商品への期待と実際の体験のギャップや、従業員の信頼を損なうリスクを早期発見します。AIと直感的なインターフェースで、信頼構築に直結する改善ポイントを効率的に把握できます。
▼「Commune Voice」の詳細はこちら
https://commune.co.jp/voice/
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LTV1.8倍!顧客の声(VoC)を起点としたコミュニティマーケティングとは【ベースフード様事例】
コミューン株式会社採用情報
コミューンは、「あらゆる組織とひとが融け合う未来をつくる」をビジョンに掲げ、法人企業向けにコミュニティサクセスプラットフォーム「Commune」をはじめとするソリューションを提供しています。その中核となる新規事業が、生成AI時代の顧客理解基盤「Commune Voice」のエンジニアメンバーを募集いたします。ご興味ある方は、下記ご確認ください。
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