人間はほぼ100%の確率で「つくり笑い」を聞き分けられるということがわかった。
英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン認知神経科のソフィー・スコット教授がおこなった研究では、研究に参加したボランティアのほぼ全員が「つくり笑い」の笑い声と、心の底から笑っている笑い声の違いを聞き分けたそう。
またこの研究では、それぞれの笑い声を聞いた際の脳の活動をMRIで確認。すると、本物の笑い声を聞いたときは音などを処理する側頭葉が働いていたが、つくり笑いを聞いたときは、他者の気持ちや考えを推測するときに働く内側前頭前皮質が動いていたという。
ただし、つくり笑いだとバレても、悪い印象を与えるわけではない。スコット教授によると、つくり笑いは相手との会話をスムーズに進めようとする心遣いからくるものなので、多くの場合、相手側もそれを理解し、むしろ好意的に受け止めてくれるそうだ。
参照元:How that polite fake laugh at a bad joke won’t fool anyone(2012年7月3日)―Mail Online
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