~点検実施で約50%に不具合発覚。法規制強化時代における「攻めのO&M」と「盗難対策」を解説~
太陽光発電所のO&M(保守・管理)事業を手掛ける株式会社エネテク(本社:愛知県小牧市、代表取締役:吉田祐介、以下 当社)は、2026年2月6日(金)に福島県いわき市で開催された「企業の脱炭素経営の実現 発電設備の適切な維持管理セミナー」(主催:一般社団法人福島県再生可能エネルギー推進センター/福島県委託事業)に登壇いたしました。
当日は、当グループ 取締役CTO 兼 一般社団法人日本太陽光発電検査技術協会(J-PITA)常務理事の松尾が講師を務め、近年社会問題化している「太陽光パネルの放置問題」や「ケーブル盗難」への具体的対策、そして脱炭素経営における適切な維持管理(O&M)の重要性について、最新のデータと事例を交えて解説いたしました。

太陽光発電の法的リスクとメンテナンスについて解説する取締役CTO 松尾
■講演の背景:脱炭素経営と表裏一体となる「責任ある管理体制」
近年、固定価格買取制度(FIT)からPPA(電力販売契約)や自家消費モデルへの移行が進む中、発電事業者には「単に発電する」だけでなく、事業終了後の廃棄・リサイクルを見据えた「最後まで責任を持って管理する」体制が強く求められています。
経済産業省や環境省による廃棄等費用積立制度の義務化など法整備が進む一方で、適切な管理が行われていない「放置案件」や、銅線価格高騰に伴う「ケーブル盗難」のリスクも高まっています。本セミナーは、こうした最新の規制動向を踏まえ、法的リスクを回避しつつ事業価値を高めるためのノウハウを共有する場として開催されました。
■講演内容:規制強化時代に求められる「攻めのO&M」
第2部「太陽光発電設備の適切な維持管理」に登壇した松尾は、以下のポイントを中心に解説いたしました。
1. 点検実施で約50%の発電所に不具合を発見
当社が過去の特定の3ヶ月間に実施した1,124件において、約50%強にあたる661件で何らかの不具合が検出されたデータを提示 。パネルの出力低下やパワーコンディショナ(PCS)の故障は、発電ロスの増大だけでなく、発火事故につながる恐れもあります。ドローンや専用機器を用いた「ソラパト点検」による早期発見が、設備の長寿命化=最大の廃棄対策になると強調しました。
2. 急増するケーブル盗難と「アルミケーブル」による防犯
昨今、全国的に多発している銅線ケーブルの盗難被害について、監視カメラやバリカー(車止め)の設置に加え、「アルミケーブルへの切り替え」という抜本的な対策を提言しました。アルミケーブルは銅に比べて転売価値が低いため、犯行の抑止効果が期待できます 。また、被害に遭った際の迅速な復旧スキームについても解説しました。
3. 「放置」とみなされないためのコンプライアンス改正
FIT法や電気事業法に基づき、標識や柵の設置、定期的な除草を行わない設備は認定取り消しの対象となり得ます。また、適切な洗浄を行うことで発電量が最大30%回復した事例 を紹介し、メンテナンスがコストではなく「投資」であることを説明しました。
■今後の展望
脱炭素社会の実現には、再生可能エネルギー設備の導入だけでなく、その設備を将来にわたって健全に稼働させ続ける体制が不可欠です。
当社は今後もO&Mのリーディングカンパニーとして、政府の動向や法改正に即した適切な管理手法を発信し、発電事業者の皆様の資産保全と再エネの持続的な発展に貢献してまいります。
【セミナー開催概要】
名称: 企業の脱炭素経営の実現 発電設備の適切な維持管理セミナー
日時: 2026年2月6日(金) 13:30~15:30
会場: いわき産業創造館(LATOV 6F)企画展示ホール
主催: 一般社団法人 福島県再生可能エネルギー推進センター(福島県委託事業)
■会社概要
社名:株式会社エネテク( https://www.enetech.co.jp/ )
所在地:愛知県小牧市大字間々27-1
代表者:代表取締役 吉田 祐介
設立:2007年9月
事業内容:太陽光発電メンテナンス(O&M)、高圧電気設備保安管理、電気工事全般 他
■ソラパトについて
エネテクが提供する太陽光発電所のトータルO&M(保守・管理)サービスです。専用の検査機器やドローンを駆使した高精度な点検(ソラパト点検)から、除草、パネル洗浄、盗難対策、緊急時の駆け付け対応までをワンストップで提供。https://solarpat.com/
【本件に関するお問合せ先】
株式会社エネテク
担当:広報課
TEL:052-746-9922(代表)
Mail:pr@enetech.co.jp