―グループ一体の開発体制でエナジーハーベスティング市場に新たな選択肢を提供、国際的な産学連携による実用化へ―
報道関係者各位
2026年2月25日 スタンダード・リンク株式会社 / 株式会社エーイーエスラボ
スタンダード・リンク株式会社(以下、スタンダード・リンク)(本社:東京都中央区、CEO:大西俊幸)とグループ子会社である株式会社エーイーエスラボ(以下、エーイーエスラボ)(本社:鳥取県鳥取市、代表:馬場貴志)は、土壌中の微生物が持つ自然の発電メカニズムを活用した堆積型微生物燃料電池(SMFC:Sediment Microbial Fuel Cell)において、独自の材料技術と電極構造の最適化により、世界的にもこれまでに類を見ない(当社調べ)最大5W/m²まで飛躍的に向上させることに成功し、特許(特許第7743993号)を取得しました。
今後はこの特許技術を核として、グループ一体の開発体制のもと、国内外の大学・研究機関との産学連携による実証実験を推進し、世界展開も視野に入れながら実用化を目指してまいります。
■ エナジーハーベスティングとは
エナジーハーベスティング(Energy Harvesting)とは、太陽光・振動・熱・電磁波など、私たちの身の回りに存在する微小なエネルギーを収集・変換して電力として利用する技術の総称です。電池交換や配線工事が不要で、IoTセンサーやウェアラブル機器などを自律的に稼働させられることから、次世代のグリーンエネルギー技術として世界的に注目されています。
世界のエナジーハーベスティングシステム市場は、2025年の約6.1億ドルから2030年には約9.4億ドルへ、年率9.1%(CAGR)で成長すると予測されています(出典:MarketsandMarkets(TM) レポート、2025年3月発表)。IoT機器の普及拡大、脱炭素・サステナビリティへの社会的要請、スマートシティ化の加速を背景に、太陽光・振動・熱・RF(電磁波)に次ぐ新たな発電方式への期待が高まっています。
今回スタンダード・リンクグループが特許を取得した土壌微生物発電は、天候・時刻に左右されず24時間連続で発電できる点、設置・維持コストが低廉である点で、既存技術を補完する全く新しいエナジーハーベスティングの選択肢として注目されます。
■ 技術の特長と特許について
微生物燃料電池は天気や時間に関係なく発電できる一方で、従来は発電量の低さと経時劣化が課題でした。スタンダード・リンクグループは独自の材料技術と電極構造の最適化によってこれらの課題を解決し、最大5W/m²の発電量と、長期にわたる安定した発電維持を同時に実現しました。この技術的成果は特許(特許第7743993号)として権利化されています。
【本技術の主な特長】
● 天候・時刻を問わず24時間連続発電(土や水があれば発電可能)
● 太陽光・風力発電に比べて設備費・維持費が低廉
● 蓄電技術との組み合わせによる本格的な電力利用の可能性が拡大
● 災害時の非常用電源、山間部・離島・電力網未整備地域への応用展開
● IoTセンサーやエッジAI機器のオフグリッド電源としての活用

微生物発電によるLEDの点灯
■ グループ一体での開発体制:IoT・エッジAIとの融合
スタンダード・リンクは、エッジAI・カラーナイトビジョン・ドローンテクノロジー・スマートセンサーなどの先端技術開発を並行して推進しており、IoT機器の自律電源として微生物発電技術との融合を見据えています。グループ子会社エーイーエスラボが持つ農学・化学・工学の専門知識と、スタンダード・リンクのAI・IoT開発力を掛け合わせることで、発電から電力活用までを一貫してカバーする垂直統合型の開発体制を構築しています。
エナジーハーベスティングで得た電力をエッジAIやIoTセンサーのオフグリッド電源として活用することは、インフラが未整備の地域での環境モニタリング、防災・農業DX、遠隔地のスマート化において大きな可能性を秘めています。グループ一体での開発により、微生物発電を中核に据えた総合エネルギー・ソリューションの早期実現を目指します。
■ 国際的な産学連携と今後の展開
◆ 台湾・国立屏東科技大学(NPUST)との産学連携MOU
スタンダード・リンクは2025年12月、台湾の国立屏東科技大学(National Pingtung University of Science and Technology:NPUST)と、水質浄化・環境持続可能性をテーマとした包括的な産学連携協定(MOU)を締結しました。NPUSTは農業・環境・バイオテクノロジー分野で台湾トップクラスの実績を誇る国立大学であり、今回のMOUを通じて微生物発電技術の研究・応用における国際連携を加速させます。
◆ フィリピン・パンパンガ州立農業大学(PSAU)との基本合意
スタンダード・リンクは2024年6月、フィリピン・ルソン島北部に位置するパンパンガ州立農業大学(Pampanga State Agricultural University:PSAU)と、農業・エネルギー分野における包括的な基本合意書に署名しました。PSAUは約400ヘクタールの研究農園と7,000名超の学生を擁するフィリピン屈指の農業系国立大学であり、合意内容には「エネルギー生成細菌に関する最新技術の導入」「AI・IoTを活用したスマート農業」「土壌に関する研究開発」などが含まれています。今回の産学連携を通じて、微生物発電技術のフィリピンにおける研究・応用展開を推進してまいります。
今後はこれらの連携基盤をさらに強化し、本特許技術をベースとした実証実験を国内外で順次推進してまいります。電力インフラが脆弱な離島・山間部・途上国での実証を通じて社会実装を加速し、アジア地域をはじめ世界展開も視野に入れながら、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■ 代表コメント
スタンダード・リンク株式会社 CEO 大西俊幸:
「技術と市場を繋ぎ、未来の標準を創る」をビジョンに掲げる当社にとって、今回の特許取得はその象徴的な一歩です。微生物発電はIoTやエッジAIと組み合わせることで、電力網のない地域にも持続可能なエネルギーをもたらすポテンシャルを持っています。国際的な産学連携の輪を広げながら、世界で使われる技術へと育て上げていきます。
株式会社エーイーエスラボ 代表取締役 馬場貴志:
「科学的データに基づいた判断と現場に即した実行支援」をモットーに、今回の特許技術の確立に至りました。農学・化学・工学の専門知識を総動員し、グループ全体の力で実証実験を加速させてまいります。地域から地球規模までの課題解決に、この技術で貢献します。

エーイーエスラボ 実験室
■ 企業情報
【スタンダード・リンク株式会社】
所在地:東京都中央区日本橋小網町16-1 タナベビル2階
CEO:大西 俊幸 設立:2022年2月
事業内容:映像解析AIプラットフォームの開発及びコンサルティング、エッジAI・IoT・カラーナイトビジョン・ドローンテクノロジー・微生物発電等の先端技術開発
URL:https://standard-link.jp/
【株式会社エーイーエスラボ】
所在地:鳥取県鳥取市湖山町北2-905
代表取締役:馬場 貴志 設立:2017年3月
事業内容:農業・環境に関する分析・研究開発及びコンサルティング
URL:https://aes-lab.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
スタンダード・リンク株式会社 広報担当
Email:info@standard-link.jp TEL:+81 (03) 6810-7061 URL:https://standard-link.jp/