あおぞら銀行では、「Brilliant60s=輝ける60代」と名付けた60代を中心とする、チャレンジ精神旺盛でアクティブな世代、全国の55~74歳の男女約2,000名を対象にした「シニアのリアル調査」の結果を発表した。
2014年から始まり、今年で3年目となる調査概要は「帰省する子や孫たちへの負担額の実態」。新語“お盆玉”を含め、チェックしておきたい調査結果となった。
まず「“お盆玉”(※お盆の時期に、お子様・お孫様にあげるお小遣いのこと)という言葉を知っているか?」との質問では、知っていると答えたのは16.6%(男性15.4%/女性17.7%)と、2割近くのシニアに浸透していることが分かった。
しかし2割の浸透率とは裏腹に、実際にお盆玉をあげる予定のシニアは11.1%で、予定金額は5690円だという。
続いて「子や孫が帰省してくる時に交通費を負担しているか?」という質問には、「帰省してくる子や孫がいる」と答えた65.5%のシニアのうち、約半数におよぶ46.3%のシニアが交通費を負担しているとの結果になった。
また負担している交通費の平均は32,900円となり、負担派の合計約64%が1万以上~5万円未満を負担しているということも判明。
さらにシニアが負担している交通費の金額分布を過去3年で比較してみると、「1~2万円未満」へ集中度が高まり、また「5万円以上」も増加するなど、金額の差も広がっている。
では交通費以外の負担はどうだろうか。
「今年、子どもや孫が帰省するシニア」にたずねてみると、「3~5万円未満」(25%)を負担するとの回答が最も多く、次に「2~3万未満」(19%)が多い結果になった。
その平均額は全体では50000円と、昨年と比べて2100円増加し、男女別でみると男性平均予算42,000円(前年比400円増)、女性平均予算56,400円(前年比3,300円増)と、その差は14400円となり、女性シニアがリードしているということも判明した。
昨今、年代に関わらずそれぞれの財布の紐は固くなったように感じていたが、シニアが子や孫に負担する額は、お盆玉を含め、増加しているということが分かる調査結果となった。
自分が輝ける60代、Brilliant60sになった時、子や孫に対する負担額はいくらになっているのだろうか。