月刊MdN10月号では、今話題の新海誠監督の新作恋愛映画「君の名は。」の特集が組まれている。
新海誠監督といえば、見惚れるほど詩情豊かな映像表現によって、コアなファンから熱狂的に支持され続けている人物である。新作「君の名は。」でもその映像美は絶賛されている。
だが同作品の魅力はそれだけではない。美しく作り上げられた風景はそのままに、その世界観の中で個性の光るキャラクターたちが物語を牽引していく。
今回の特集では、キャラクターと風景の表現に注目しながら、新海誠監督の作品に、なぜこのような変化が訪れたのかを解き明かす。
新海誠監督へのインタビューでは「日本のアニメーションのキャラクターを使ってこんな物語り方ができると示したかった」という話を、作画監督・安藤雅司氏やキャラクターデザイン・田中将賀氏へのインタビューでは「なぜ瀧と三葉はここまで愛おしほどに生き生きと動くのか」という主人公たちの動きの秘訣について聞き出している。
また美術監督である丹治匠氏、馬島亮子氏、渡邉丞氏には、「主人公2人が生きる世界はなぜ狂おしいまでに訪れてみたくなるのか」という風景に隠された演出について語ってもらい、さらに色彩設計・三木陽子氏による「彼らのそばにはなぜいつも美しい光が回っているのか」という色のヒミツに関する解説も掲載。
他にもコラムやギャラリー、キャラクター設定表にキーワード解説まで、とにかく読み応えたっぷり!
すでに映画を観た人はもちろん、これから映画を観る人にもおススメ。「君の名は。」が気になっている人も、その興奮冷めやらぬ人も、一読すべきだろう。
詳細はコチラ(http://www.mdn.co.jp/Magazine/)をチェック。