2018年、洗練された大人メイクを提案するプレステージブランド『CHICCA(キッカ)』がブランド誕生10周年を迎える。それを記念して、スイスの高級機械式ウォッチブランド『フランクミュラー』とのコラボレーションすることが話題になっているが、それぞれのアイテムはどんな使い心地なのか。今回は、それぞれの商品特徴を紹介する。
まず、最初に紹介するのは、今シーズン一番注目したい「キッカ リキッドアイライナーW」。
しなやかでコシのある太い筆とまつ毛の生え際にもしっかりラインが描ける4.7mmの極細筆のWエンドのリキッドアイライナー。ボディ部分とパッケージにはコラボレーションしている『フランクミュラー』の象徴でもあるビザン数字があしらわれている。
「リキッドアイライナーって使いこなすのが難しい…」と感じる人も多いと思うが、この「キッカ リキッドアイライナーW」のブラシはしなやかなコシと絶妙な太さで、誰でもキレイにアイラインを描くことができる優れもの。太い筆は上まぶたに、細い筆は下まぶたにとパーツごとに使いわけても便利だ。
アイラインを太めに入れる人も多いが、太く入れるよりもまつ毛の根元1本1本の間を埋めるように細くラインを引くとまつ毛エクステを付けたような雰囲気になる。
このアイライナーを使うと、マスカラをたっぷりつけなくても目もとを上品に印象的に仕上げることができ、まさに大人の上品メイクをしたい人にぴったりのアイテムとなっている。
カラーは、ほんのり青みを感じるナチュラルブラック系の「アビス」と、フェミニンな目もとを演出する赤みを帯びたブラウンブラック系の「バルサミコ」の2色(「バルサミコ」は限定色)。その日のファッションや気分に合わせて選んでもいい。
ブランドクリエイター吉川氏は、「アイラインを描く時に目尻側の三角ゾーンをキレイに仕上げると目尻側の印象が強くなり目が大きく見え、エレガントな印象に見せることができる」と、目尻側を強調するメイクを仕上げるために使いやすいテクスチャーと筆の太さにこだわって開発したという。
続いては、「キッカ フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ」。
「キッカ フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ」は、顔の中で最も視線が集まりやすく、顔の印象を大きく左右する目もと(まぶた)を、爽やかに清々しい印象に仕上げてくれるアイテム。
淡いライトカラーをまぶたにひと塗りするだけで目もとに透明感を与えてくれて、その上に重ねるアイシャドウの色を引き立てる。微細なラメが目もとを立体的に見せてくれ、パウダーアイシャドウでありながら、つけ心地は粉っぽさがなく、つやっぽいうるおった印象の目もとに早変わり。
こちらは全部で3色展開。早春の冷えた空気と赤く紅潮した肌をイメージしたピンク系の「ピンクアイリス」(写真)と、冷たい早春の水をイメージしたブルー系の「フレッシュウォーター」は限定色。「コスモペタル」は、柔らかなで温かい春の日差しをイメージしたピンクオレンジ系。いずれのパレットも濃淡グラデーションを作りやすい配色になっている。
ケースは10周年を記念した『フランクミュラー』とのコラボデザイン。限定色のアイシャドウの中身は、左側の直線的な模様が「1」を、右側の曲線的な模様が「0」を表現していて、合わせて「10」をあしらっている。布の専用袋付き。
「体温チーク」の異名を持つ『キッカ』のチーク。自然に素肌に溶け込んで、まるでお肌の内側からジワっと発色しているかのようにメイクできると定評のある「キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ」、「キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ パウダー」から新色・マンゴープレスが登場する。
『キッカ』では、チークはベースメイクの延長だととらえ、血色感は出るけどやり過ぎ感は出ないことを追求。『キッカ』のチークはテクスチャーも使い方も独自開発されたものなので、これまでにない絶妙な仕上がりになる。
つけ心地はファンデーションとの相性も計算されていて、『キッカ』のファンデーションは三角形の専用スポンジで付けるが、「キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ」もほぼ同様のつけ方。
チーク用のスポンジはやや小さめなピンクのスポンジで、スポンジにクリームチークをややしっかり目に取り、頬を中心にスポンジでポンポンと軽く叩き込んでいくと、お肌に自然なつやが出て、徐々に血色感が増していく。自分の好みの濃さになるまでポンポンすればOKなので、使いやすい。
今回追加される新色・マンゴ―プレスは血色感と柔らかな優しい印象を演出するのにふさわしいピーチ系のカラーで、どんな人でも使いやすい。
「キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ パウダー」は、スポンジ塗りではなくブラシを使ってメイクするため、つや感よりもふんわりとした柔らかい印象に仕上げたい人におすすめ。素肌になじむ質感とカラーで、時間が経ってもくすみにくいのも嬉しいポイントだ。
「キッカ メスメリック リップスティック」には、新色2色が追加になる。
新色は、青みがかったピンク「38:ハートクレヨン」と赤みピーチの「39:カーネーション」。今回試した「39:カーネーション」は、リップスティックの見た目はハッキリとした赤だが、唇に塗ってみると見た目ほどの派手さはなく、自然な血色感をプラスしてくれる。
『キッカ』では、発色の良さよりも口もとを綺麗に見せる色合いを研究した結果、「2/5発色(ニフブンノゴ発色)」を提案。100%の発色ではなくあえて半分以下の2/5ほどの発色にすることで、唇が透けて見え、綺麗な色を薄く重ねることでメイク全体とのなじみが良くなる。するするとなめらかに唇の上を滑らせることができるのも「メスメリック リップスティック」の特徴の一つだ。
今回新色2色が追加になったことで、「キッカ メスメリック リップスティック」は全39色展開に。自分に一番似合う色を選ぶのもいいし、自分が好きな色を選んでも「2/5発色(ニフブンノゴ発色)」の効果で失敗しないのが嬉しい。
「キッカ リップライン スティック」からは、新色11:ビーツが登場。
深みのある青みピンクはしっかりと色づきそうな見た目だが、一度塗りではかすかに色づいたかな?というくらいの発色なので、どんな人でも使いやすいカラー。
「キッカ リップライン スティック」は形状がユニークで、スティック自体に太い面と細い面があるのも特徴。
太い面で唇全体を塗り、
細い面で細かいところを仕上げるという使い方がおすすめ。
太い軸のリップクレヨンでも細い線が描けるリップライナーでもない中間的なアイテムであることから「リップラインスティック」と名付けられたそう。
最後に紹介するのは「メスメリック ウェットリップオイル」。
究極の“濡れ感”を追求した「メスメリック ウェットリップオイル」から限定色・フレッシュが登場。春の雪をイメージした透明感あふれるピュアホワイトのウェットリップオイルは、ラメが入っていてもギラギラせず、グロスよりも軽い濡れ感を演出。ふだんのメイクにちょっとだけ華やかさをプラスしたい時などに使える。
美容液から着想したとろけるオイルが唇の上で心地よくのび、ホホバ油や植物性スクワランなどを配合しているため、唇を乾燥からも守ってくれるのは、乾燥しやすいシーズンには嬉しい。
微細なラメの効果で口紅の上に重ねる以外にも、単品で使うことも可能。乾燥を防いでくれて、塗っている間中うるみ感のある口もとになれる。
グロスの先端は起毛チップやプラスチック製のアプリケーターがついていることが多いが、「メスメリック ウェットリップオイル」は独自開発の0.3mm短毛チップを採用。
この短毛チップが絶妙な量の液を含み、唇の凹凸にもぴったりとなじむ、これまでにないフィット感を体験できる。
『キッカ』のアイテムは総じて、「自然な血色感」を追求しているアイテムを揃えているため素肌感を活かすことができ、見た目が派手なカラーやトレンドカラーを取り入れてもメイクが派手でキツイ印象にならないアイテムが豊富。
メイクビギナーの人でも取り入れやすいアイテムばかりなので、ぜひチェックしてみて。