国立科学博物館 筑波実験植物園で、リュウゼツラン属(アガベ)の1種の植物が開花した。同園では、今年6月にアガベ・サルミアナ・フェロクスが6.65mの高さで開花したが、今回開花した株は、花茎が8mに達する勢いで成長中だという。
新種かもしれない謎のリュウゼツラン
リュウゼツラン属はこれまで250を超える種が報告されているが、同園で生育している今回の株はどれとも一致しない謎の種。今後の研究の結果によっては、新種になるかもしれないという。
9年で初めての開花
リュウゼツラン属(アガベ)のいくつかの種は「花茎が数メートルに伸びる」「めったに花が咲かない」「ようやく咲くと株が枯れてしまう」といった風変わりな特徴を持つ。
今回開花したリュウゼツランは、植えてから9年で初めての開花。花茎が伸び始めて2カ月ほどになり、7月中旬には先端が屋根にぶつかったため小さな穴をあけたところ、通り抜けてどんどん成長を続け、8月17日(月)現在、7.85mになっているとのこと。見頃は9月上旬までと予想しているという。
珍しい植物の花の実物を見たい人は、急いで来園してみて。入館料など施設の詳細は、筑波実験植物園の公式サイトで確認を。
■「筑波実験植物園」
住所:茨城県つくば市天久保4-1-1
※おでかけの際には十分な感染症対策をお願いいたします
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