セゾン現代美術館で“「地つづきの輪郭 大小島真木 高嶋英男 伏木庸平 増子博子」展”が4月29日(金)～8月28日(日)の期間に開催される。

異なるメディアや手法で表現する4人の作家

自然に呼応して「森=身体」という発想のもと多様な支持体に絵の具で描きこむ大小島真木氏、生活のなかにある壺の造形をもちいて粘土と陶の質感や絵付けから異形を生みだす高嶋英男氏、住んでいる土地や人間の匂いまで紡ぐように針を刺し糸を増殖させる伏木庸平氏、東北を巡りキャンバスという器のなかにペン画によって自然を育てるように描く増子博子氏。

自然と人間の輪郭は、拡張、断絶、融合を繰り返し常に不定形だ。新たな価値観の時代を迎え、対象との距離のなかで、私たちは内と外の接触面としての輪郭をどのように捉えるのだろうか。

作家たちは、それぞれの手触りを頼りに、今確かだと思える感触の向こう側へと感覚を広げ、自らが生きている場所と地つづきの輪郭を探っていく。

作品紹介

記事冒頭の作品は、大小島真木氏の《遺伝子の譜》2019。その他の作品も紹介しよう。

増子博子氏の《中洲的な人》2021、

伏木庸平氏の《オク》(部分)2011-、

高嶋英男氏の《からっぽに満たされる》2012(参考画像)。

関連企画も

また、5月22日(日)14:00～定員15名の大小島真木氏、高嶋英男氏、伏木庸平氏、増子博子氏の作家によるギャラリー・トークなどの関連イベントも実施。

そのほか、大小島真木氏 公開制作「はみ出し壁画」や、「はみ出し壁画」完成対談なども開催する。関連企画の詳細や、申し込みに関してはセゾン現代美術館公式サイトの「地つづきの輪郭 大小島真木 高嶋英男 伏木庸平 増子博子」のページにて確認を。

“「地つづきの輪郭 大小島真木 高嶋英男 伏木庸平 増子博子」展”を関連企画と共にチェックしてみては。

【展覧会情報】
会場：セゾン現代美術館
住所：長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ヶ沢2140
開館時間：10:00～18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日：木曜日(5月5日は開館/8月無休)
入館料：一般1500円(1400)、大高生1000円(900)、中小生500円(400)。()は団体20名以上の料金となる。

※新型コロナウィルス感染の状況により記載内容に変更が生じる場合がございますので、予めご了承ください。最新情報は当館webサイトをご確認ください。

セゾン現代美術館公式サイト：https://smma.or.jp/