復興事業を展開するエンシンは、北上市北鬼柳に気仙沼市から移設、モジュール工法で建築する「ビジネスホテルドリームビレッジエンシン」を8月上旬~下旬にオープンする。
また、客室の予約は、5月10日(火)より開始予定だ。
日本初の試みで、北上市に開業!
エンシンは、東日本大震災時、陸前高田市の状況を目の当たりにし、一日でも早く建築物が必要と感じたという。社会に奉仕するという事業コンセプトのもと、建築期間を大幅に短縮できるコンテナ建築で陸前高田市に「ドリームビレッジ陸前高田」を、続いてコンテナ建築よりもさらに気密性・断熱性の高いモジュール工法で建設した「アイルームエンシン気仙沼」を宮城県気仙沼市に建設、運営してきた。
今回、北上工業団地におけるキオクシア岩手の建設に伴い、工事関係者の宿泊施設が不足している北上地域に、気仙沼で使用していた建物を丸ごと移動させる“不動産→動産化→不動産へ”という日本初の試みを実施。「ビジネスホテルドリームビレッジエンシン」を北上市に開業する。
長期滞在でも快適に過ごせる
客室は、長期滞在でも快適に過ごせるよう、ミニキッチン付・夕朝食付・コインランドリー完備・全客室分駐車場完備となっている。客室数は48室で、広さは12平米。宿泊料は、1泊2食7,200円(早割)~となる。
また、同ホテルの運営は、北上市にてコンテナホテル「ドリームビレッジ北上」を経営するインキーパーが請け負う。
コンテナの特性上、工期が短く需要にいち早く対応できるスピーディーさの他に、需要が少なくなった場所から需要がある場所に移設しリユースをすることは、持続可能な消費と生産のパターンを確保する「SDGs12 つくる責任つかう責任」の目標達成に向けた活動として、エンシンとインキーパーがタグを組み、事業を推進していくという。
建物を丸ごと移動させた「ビジネスホテルドリームビレッジエンシン」を、この機会に利用してみては。
■ビジネスホテルドリームビレッジエンシン
住所:岩手県北上市北鬼柳第7地割68-2