gallery UG Tennozでは、4月29日(金)~5月14日(土)の期間、立花光朗氏による木彫展“立花光朗「葉衣」”を開催する。
「葉衣」作品を中心に展示
立花光朗氏は、吉野毅氏の教えを受け東京芸術大学に入学し、大学では深井隆氏に師事、木彫作家としての礎を築いた。その流れを汲むかのように、人体彫刻と抽象的物語性を合わせた表現を追求している。一体一体に物語を創造し、その樹のもつ時間の流れや景観を感じさせるような神秘的な世界観を見せてくれる。
同展覧会では、葉を纏った「葉衣」作品を中心に、様々な年代の作品を展示。
その中には上総国にある「十一指の森」をテーマにした作品もあり、作品の憂いを帯びた表情からは、立花氏がどのように生命について考えているのかを垣間見ることができる。
立花光朗氏コメント
立花氏は、『私の作品には大きく分けて二つのテーマがあります。一つは、神話、民話、小説などの物語を題材に製作した木像たち。物語に登場するキャラクターをテーマにするときは、それぞれにある悲劇を思いうかべ造形しています。もう一つは「樹に宿る生命」を表現した木像たち。地中海に伝わる「Hamadryas(ハマドリアス)」「Dryad」などの神話、民話から着想を得て、独自の解釈で製作しています。近年取り組んでいるのは、私が想像した物語に出てくる樹の精を表現することです。今回の展示は「葉衣」を纏った木像たちを中心に、様々な年代の作品を展示しました。その様子を楽しんでいただければ幸いです。』とコメントしている。
■立花光朗「葉衣」
期間:4月29日(金)~5月14日(土)
時間:11:30~18:30 金曜日のみ11:30~20:00
休廊日:日曜日、月曜日
会場:gallery UG Tennoz
住所:東京都品川区東品川 1-32-8 TERRADA ART COMPLEXII 2F
URL:https://gallery-ug.com/exhibitions/hagoromo/