河出書房新社は、気鋭の文筆家・上田啓太(うえだ・けいた)氏によるノンフィクション『人は2000連休を与えられるとどうなるのか?』1,628円(税込)を4月27日(水)より全国書店にて発売した。
2000連休を与えられるとどうなるのか?
日々通勤・通学をする人にとって「連休」はうれしいもの。ただそれは、会社や学校での複雑な人間関係や、せわしない日常があるからこそ、次の休日が待ち遠しく、休日が何日でも続けばいいのに、と思うのかもしれない。
会社員であればGWの10日程度、学生ならば夏休みの40日程度が「連休」の相場だが、著者は結果的に6年間、驚異の2000連休以上を過ごすことになった。そのあまりに長い連休の間に、人間の感情や身体はどのように変化していくのか。
ウェブ連載時、読者の想像を超える衝撃の展開が話題を呼んだ伝説の実録ドキュメント、遂に書籍化!
解放感→至福→怠惰→不安→逃避→そして……。まさかの「哲学的」展開が読者を襲う!?
同書あらすじ
京大卒業後、人生に行き詰まりを感じて仕事を辞めた男・上田啓太。一畳半の物置で、極力人と交わらない生活を始める。
二度寝、夜更かし、昼からビール。漫画に音楽にネット三昧。解放感と怠惰にひたる至福の日々もつかの間、やがて心に不安が漂い始める。
今までの人生、なんだったのか。これからの人生、どうしたらいいのか。悩んだ末、さまざまな実験に没頭し始める。
「読書、運動、生活習慣の改善で悩みは消えるのか?」「封印していた記憶を書き出したら、トラウマは解消されるのか?」「文字を読むことをやめたら、思考は静かになるのか?」「鏡に向かって『お前は誰だ?』と言い続けたら、自分がわからなくなるのか?」……。
外部からの刺激を避け、自己への実験と観察を続けるうちに、だんだん「自分らしさ」の感覚が薄れていき――。
ユートピアか?はたまた地獄か?想像を遥かに超える展開に引きずり込まれる、衝撃のノンフィクションだ。
著者プロフィール
著者の上田啓太氏は、文筆業。1984年生まれ。石川県出身。京都大学工学部卒。2010年、ブログ『真顔日記』開設。累計1000万PVを超す人気ブログに。オモコロ、ジモコロ、文春オンライン、cakes、GINZA等、多媒体で執筆。
「予想外に打ちのめされた」驚愕と絶賛のレビューが続々の『人は2000連休を与えられるとどうなるのか?』を手に取ってみては。
河出書房新社公式サイト:https://www.kawade.co.jp/np/index.html