福岡県福岡市の寺「勝楽寺」が、ライトライトが開発・運営する事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)を利用し、後継者を募集中だ。
福岡県福岡市の寺「勝楽寺」
日本三大八幡宮の一つ、福岡市東区にある筥崎宮には、毎年多くの参拝客が訪れる。同じ福岡市の博多や天神と比べると落ち着いた箱崎は、福岡市民からもすぐに足を伸ばせる趣のある地域。そんな箱崎に「勝楽寺」は位置している。
1000年以上の歴史ある寺は、現住職の青井直信(じきしん)さんとその妻の尚子さんが、檀信徒や地域の皆さんに協力を得ながら運営している。青井直信さんは、寺の年中行事以外にも様々な活動を行っており、一般の人とも交流を深めているという。
訪れる人の心の支えとなってくれる人を募集
「勝楽寺」は、これまでも一般の求人サイトに登録するなどして、後継者を探す活動をしていた。しかし、興味を持つ人は青井直信さんより年上の人ばかりだったそう。
“「勝楽寺」を続けていくためには、若い世代が必要”と感じているという同氏。イベントを開催すると、若い人たちもたくさん寺にくるが、継ぎたいという人はなかなか現れないとのこと。
同氏は、“寺の住職は、葬儀や法事などの供養を通し、悲しみや苦しみの中にある人に寄りそうことが非常に大きな仕事だ。その為には、専門的な仏教の修行をして、さらに知識を身に着け、自分自身が仏教によって救われていなければならない。最終的にはそれが寺の住職になれる資格である。”と話す。
同氏自身が「勝楽寺」の住職になるまでは厳しい道のりもあったそうだが、坐禅や仏教の教えを通して、素直な自分と向き合うことで乗り越えてきた過去があるという。だからこそ、一般の人であっても仏教の教えを知ってほしいと話している。
臨済宗の僧侶として修行をし、寺に訪れる人々の心の支えとなってくれる志のある人を募集中の「勝楽寺」を、この機会にチェックしてみて。