中央公論新社は、『婦人公論』のYouTubeチャンネルにて、瀬戸内寂聴さんが京都・寂庵で林真理子さんと語り合った「最後の肉声」を記録した動画を公開した。
また、ふたりの対談を収録した書籍『99年、ありのままに生きて』が、現在全国書店にて発売中だ。
瀬戸内寂聴さん、最後の動画
今回公開された動画は、2021年6月30日(水)京都の寂庵にて、瀬戸内寂聴さんが元気だった頃の最後の動画だ。
雑誌『婦人公論』に収録する対談のため、林真理子さんが瀬戸内寂聴さんを訪ねた時のものだ。
書籍『99年、ありのままに生きて』
5月10日(火)に発売された『99年、ありのままに生きて』1760円(税込)は、36歳のデビュー間もない瀬戸内寂聴さんが恋愛を語ったエッセイ。44歳、京都への引っ越しの顛末。51歳、出家直後の独占手記。そして99歳、林真理子さんとの人生最後の対談。
雑誌『婦人公論』に掲載されたエッセイ・対談・評論が厳選されている。瀬戸内寂聴さんの一生を辿る、決定版の一冊だ。
著者について
著者の瀬戸内寂聴さんは、1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。1963年「夏の終り」で女流文学賞受賞。1973年、中尊寺にて得度。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。2006年に文化勲章受章。他の著書に『美は乱調にあり』『現代語訳源氏物語』『秘花』『奇縁まんだら』『笑って生ききる』など多数。近著に『今を生きるあなたへ』『その日まで』など。2021年11月9日(火)、永眠。
『婦人公論』のYouTubeで公開された、瀬戸内寂聴さんの最後の動画と共に、『99年、ありのままに生きて』をチェックしてみては。
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