友人や家族、同僚と一緒に街歩きを楽しみながら文化体験ができるアプリ「Tavia」がiPhone向けアプリとして、App Storeにベータ版をリリースした。
世界中の文化が身近になるアプリ
「Tavia」は、観光地を訪れ、なんとなく景色を眺めて写真を撮って終わる旅行ではなく、訪れた先にこそ存在するストーリーを発見し、そこでしかできない体験に没頭し、文化や歴史を学ぶ時間を過ごすためのアプリだ。
まず初めにリリースされる「Tavia Hunt」シリーズでは、謎解きツアーや欧米で利用されるスカベンジャーハントや宝探しといった要素がアプリに取り入れられ、地図をベースに拡張現実のARやコンピュータービジョンの技術を使って、複数人で街歩きを楽しめるようになっている。
最初のコンテンツは、東京の浅草を舞台に江戸の歴史や文化などを、実際に散策しながら発見、体験できる「浅草ハント」。一人での体験だけでなく、仲間や同僚と一緒にハント内のミッションを試行錯誤しながら解いて進めることができる。対応言語は、日本語、英語だ。
サービスリリースの背景
旅行の計画では、TripAdvisorや旅行メディアで世界中のコンテンツを調べることができ、空港についたらUberで目的地に行け、レストランの注文は自動翻訳で、支払いは電子決済。飛行機や鉄道、ホテルの予約も世界中どこでも母国語で利用可能になった。
しかし、旅の目的は目的地に着くことではない。そこでの体験から得られる経験こそが旅の醍醐味だと同社は考えているという。
それらの体験を促進したり拡張したりしてくれるようなテクノロジーは、まだ広く普及していない。一方で、旅先でしかできない体験へのニーズは、世界規模で高まりを見せていることがサービス開発の背景とのこと。
また、現地の文化や歴史を維持するには、そこに関わる人や組織の安定した収入や現地の産業や環境への配慮が必要となる。それ以外にもオーバーツーリズムや、旅行者の消費が現地に還元されない問題、景観問題など多岐にわたる。
同アプリが提供する文化体験や街歩きなどにおいては、国際連合が定義する「持続可能な開発目標」において、「8.働きがいも 経済成長も」「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」の項目への貢献ができると考えているという。
没頭できる街体験で持続可能な観光へ貢献!「Tavia」のアプリをこの機会に使ってみては。
「Tavia」公式サイト:https://tavia.app/ja