保育園の運営や、障害者福祉事業を行う「檸檬会(れもんかい)」は、5月21日(土)に社会福祉法人の責務として『SDGs宣言』を行った。檸檬会のSDGs宣言文を紹介しよう。
「檸檬会」のSDGs宣言文
「檸檬会」は、「持続可能な社会の創り手となる子どもたちを育みます。」「子育てに関わるすべての人が喜びを感じられる社会を目指します。」「さまざまな違いにかかわらず、すべての人が可能性をひろげ、自分らしく生きられる社会を目指します。」「さまざまな国や地域、関係者とのパートナーシップで社会課題に向き合います。」と宣言した。
社会福祉法人の責務として行われた『SDGs宣言』
法人として『SDGs宣言』を行った背景には、持続可能な社会づくりがいまの大人だけで実現できるものではなく、未来へ伝え続ける好循環のバトンをつないでいく必要がある、という「檸檬会」の考えがあるという。
そして未来の大人である子どもたちが受ける保育・教育は、SDGsの実現に向けて重要であり、持続可能な開発のための教育=Education Sustainable Development(ESD)の出発点と言われている。そのために、まずは大人が理解を深める必要性がある。
保育・教育を担う「檸檬会」は、SDGsについて子どもたちと共に考え、そして日々の生活の中でのさまざまな活動を通して、持続可能な社会づくりに取り組んでいくとのこと。
今後は「檸檬会」が運営するすべての施設で画一的な取り組みを行うのではなく、『SDGs宣言』に基づき、職員一人ひとりが「自分ごと化」して考えを深め、具体的なアクションを施設ごとに進めていく計画だという。
「檸檬会」について
「檸檬会」は、レイモンド保育園など保育施設に加え、プリスクールや児童発達支援事業、放課後児童クラブを全国で63施設運営している。
「なんだろうのその先へ」を合言葉に、子どもにとっても大人にとっても主体的で対話的、そして深い学びのある環境の実現を目指しているという。また、就労移行支援事業など障害者福祉事業にも力を入れている。和歌山県に法人本部、大阪・東京に本部があり、11都府県で事業を行っている。
『SDGs宣言』を行った、「檸檬会」の今後にも注目してみては。