香川県宇多津町に、子育て支援・交流施設「南部すくすくスクエア」が4月にオープンした。

同施設は、ソシオークグループの「明日葉」が、地域子育て支援拠点事業、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)、カフェ事業の運営に携わっている。

宇多津町・南部地区の子育て支援の拠点に

宇多津町は人口千人当たりの出生数が全国的にも多く、香川県内では最も人口増加率が高い地域。若い世帯も多く、子育て支援サービスが充実しているが、子育て支援施設は町の北部に集中していたため、今回は南部地区の拠点として「南部すくすくスクエア」の開設に至ったという。

多世代にわたる地域の人々が集える施設

「南部すくすくスクエア」は、未就学児童の遊び場かつ保護者の子育て支援・交流の場である「子育て支援センター」、共働き家庭等の小学生に遊びや生活の場を提供し、健全な育成を図る「放課後児童クラブ」、中高生の自主学習の場、地域の人が会合等で利用できる「集会室・調理室」に加え、憩いの場としての「カフェ」を備える。

施設の外には、誰でも利用できる緑豊かな芝生広場やバスケットゴール付きのグラウンドもあり、体を動かして遊んだり、地域のイベントにも活用していく。

併設されるカフェの大きな窓からは明るい陽の光が差し、木目調のインテリアで過ごしやすい空間となっている。

施設関係者のコメント

​宇多津町保健福祉課の田内 晴規主事は、“南部すくすくスクエアの開館時間は午前9時～午後9時まで。行政が運営する施設は午後5時に閉館する施設が多い中、午後9時まで開館することで、保護者の負担を減らすこと、留守家庭の子どもたちの居場所になればと思いました。今後はカフェや調理場を活用して、子どもと高齢者が一緒に料理や食事をしながら交流できる多世代交流型のふれあい食堂の実施も検討中です。幅広い世代の方々の交流拠点として、賑わいの絶えない施設になることを目指していきます。”とコメントしている。

また、宇多津町教育委員会事務局・西岡 賢亮主事は、“宇多津町は、放課後児童クラブの需要が高く、町直営のクラブは定員が満員になっています。今回の新設は多くの子育て家庭の助けになると思っています。土地の少ない宇多津町の中で、北部に比べて施設の少ない南部地区は、今後より人口が増え、発展していくだろうという展望です。今回の施設の新設が南部地区発展の起点になることを願っています。”と、コメントする。

子どもたちがすくすく育ち、多世代にわたる地域の人々が集う広場・スクエアを目指す新施設「南部すくすくスクエア」をチェックしてみて。

■子育て支援・交流施設「南部すくすくスクエア」
住所：香川県宇多津町150番地
開館時間：平日9:00～21:00 土日9:00～17:00 祝日は休館
※カフェ営業時間は7:30～15:30 月曜・祝日休業
※放課後児童クラブは日曜・祝日休館