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長野県海野宿の古民家ギャラリー「A COURTYARD」にて、企画展「sirocco」が開催中

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長野県東御市にてSIROCCOが運営するギャラリー・セレクトショップ「A COURTYARD」では、オープニング企画第一弾として、スタイリストの越水史子氏をコーディネーターとして迎え、アーティスト企画展「sirocco」を6月12日(日)〜7月31日(日)に開催している。

作品を展示する文学ラボ


「A COURTYRD」は、旧街道の小さな古民家で、静かな中庭が見える空間。国内外のブランド/アクセサリー、写真、フィルムカメラなどを展示・販売している。


“Un laboratoire culturel proposant travaux d’artistes et pieces de designers ainsi qu’ une boutique littéraire (アーティストやデザイナーの作品を展示する文学ラボ)”をコンセプトに、ギャラリー/セレクトショップジャンルを超えたスペースとして、ゆっくりと展開していく。

そよ風のような感動を喚起させる空気“sirocco”

“sirocco”は、アフリカ、サハラ砂漠の嵐。地中海を北上し、熱と湿気をはらんだ嵐となり、イタリアや南フランスに吹き荒れる風のことだ。現地ではやっかいな季節風として捉えられているが、今回あえてこの単語をタイトルにした。

占星術などで風の時代と言われる現代、私たちはコロナ禍を通じ、ますます多様な価値観と生き方、それらがもたらす美意識の変様の中を生きている。今回の展示では、日本国内でも希少な景観を保持する海野宿の静寂に小さく佇む同店にて、そよ風のような感動を喚起させる空気“sirocco”を味わうことができる。

各分野で活躍する3名の作品を展示販売


「sirocco」展では、書道家の海老原露巌氏、陶芸家の田村一氏、装飾具作家の保坂剛志氏の3名による作品展示および販売を行う。


それぞれの才能が重なり合い、織りなす対位法のような空間をコンセプトとしている。

作家紹介

海老原露巌氏は、4歳より書を始め、日本書道専門学校で学んだ後は独学で書の道を歩む。作品は、カナダ歴史博物館、在フランス日本大使館、中国の大明寺と陝西省歴史博物館、ホテル雅叙園東京などに収蔵。2020年には神奈川県箱根の強羅花壇にて作品展「海⽼原露巌の墨の世界」を開催した。「書巌の会」を主宰している。

田村一氏は、早稲田大学大学院修了後、東京で作家活動を開始。2002年に栃木県益子町に拠点を移す。2011年より地元秋田県で作陶に励みながら個展やグループ展で作品を発表している。

保坂剛志氏は、秋田公立美術工芸短期大学工芸美術学科を卒業後、独学にて染め、縫い、編みなど手芸的な造形技法を探求。繊維からなる素材を用いて生物や無生物の質感をモチーフとした作品を制作している。

また、コーディネーターの越水史子氏は、スタイリストとしてTV、広告媒体を中心に活動中。漫願寺唐子のユニット名で、Abema TVや、アーティストの衣装制作なども行っている。

「A COURTYARD」を訪れて、“sirocco”を感じてみては。

■企画展「sirocco」
期間:6月12日(日)〜7月31日(日) ※基本は土日祝祭日のみの開催
時間:11:00〜17:00
場所:A COURTYARD
URL:http://www.sirocco18.jp/

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