淡路島の食と自然で癒やしを与える「アクアイグニス淡路島」が、7月13日(水)に淡路島に誕生予定だ。
日本初認定の国営公園 Park-PFI事業
同施設には、3つの新しいポイントがある。その1つが淡路島国営明石海峡公園において、国内で初めて認定された国営公園Park-PFI事業である点だ。
Park-PFIとは、「公募設置管理制度」の呼称で、公募により民間事業者の資金やノウハウを活用する都市公園の新たな整備・管理手法のこと。
淡路島国営明石海峡公園は、淡路島北部に位置する国営公園。「自然と人との共生、人と人との交流」を基本理念に大規模な土取り場の跡地を自然再生し、「花」「海」「島」を活かした新たな観光拠点を創出。今年で開園20年を迎え、累計800万人以上が訪れている。
同施設は、同公園の「シースケープ・ラウンジ」において、「食と健康」をテーマとした複合温浴施設を整備し、「御食国淡路島」の呼び名に相応しい上質な料理を提供するという。
さらに、地域施設や地元企業と協業することで、新たな雇用創出、地域産品のブランド化など地域の価値向上に貢献していくとのこと。
空と温泉が溶け合う、天然水着温泉
2つめのポイントが、施設中央に設置された水着温泉「伊弉諾の湯湯」だ。天然温泉の湯は肌触りなめらかで、肌の潤いを長く保つ効能があるという。まるでプールのような開放感ある設計で、淡路島の美しい自然を目で楽しみ、上質な温泉を肌で感じられる、極上の空間となっている。
なお、温泉プールは水着着用なので、家族や友達と一緒に入浴できる。さらに、水中のランニングやスイムレッスン等の開催も予定されており、エクササイズ目的での利用も可能だ。
片岡護氏がプロデュースするレストランも!
同施設には、イタリア料理界の巨匠、西麻布アルポルトのシェフ・片岡護氏がプロデュースするレストラン「ペスケリア・アンコラ」もオープンする。
ペスケリアはイタリア語で「魚屋」を、アンコラは海を象徴する「船の碇」を意味する。大阪湾に面するこの地にしっかりと碇を下ろし、上質でありながらも親しみやすい海の幸を提供すべく、このように名づけたという。
同店で味わえるのは、本格的なイタリア料理。しかし、決して高級なリストランテではなく、イタリアの漁師料理を中心に、パスタやイタリアのブイヤベースのズッパ・ディ・ペッシェを中心としたメニューを提供するとのこと。
ほかにも、これからの旅を彩るアイテムショップや、レンタルサイクルショップなど、多数の店舗が設置される予定だという。テナント情報については、順次公開されるそうなので同施設の発表を待とう。
淡路島北端に位置する同施設は、島のどこへでも出かけやすい好立地にあり、旅の出発、終着点どちらの利用も可能だ。この夏は、都会の喧騒を忘れ、同施設でゆっくりとくつろいでみては。
■アクアイグニス淡路島
住所:兵庫県淡路市夢舞台
アクセス:車を利用の場合:神戸淡路鳴門自動車道淡路I.C.を降りて国道28号を南へ5分/高速バス利用の場合:新神戸駅よりバスで約60分→鵜崎バス停下車徒歩8分または聖隷淡路病院前バス停下車徒歩3分