⻑野県⼭ノ内町奥志賀⾼原に位置する「ホテルグランフェニックス奥志賀」が、7月23日(土)・8月20日(土)・10月1日(土)に、志賀高原ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)の中で本格的な狩猟体験と鹿の解体教室を通して現在の里山の状況を学ぶ「ジビエ狩猟体験ワークショップ」を開催する。
ジビエ狩猟について体験しながら学ぶ
鹿や猪による農作物の被害は年間数億円、殺処分される鹿は年間約60万頭にも及んでいるとも言われている。
上信越高原国立公園の中、奥志賀高原に存在する「ホテルグランフェニックス奥志賀」では、天然イワナの保護のため温泉ではなく独自の鉱石泉を使用することで天然イワナを保護する取り組みや、EVカーシェアやe-Bikeサービスの導入など、ユネスコエコパークとして自然との共存を果たしていくための役割を担うための活動を実施。
その活動の一環として、今回、里山での鳥獣被害防止やSDGsの観点からも重要度の高いジビエ狩猟について体験しながら学ぶワークショップを用意した。
狩猟技術の体験や鹿の解体教室を実施
「ジビエ狩猟体験ワークショップ」では、まず、ワークショップの講師和部さんに、狩猟の意義や命との向き合い方、実際の様子や狩猟の内容を座学形式で説明してもらう。
次に、奥志賀高原の山の中に入り獣の痕跡を探したり、本物のくくり罠を仕掛けてみたり、エアソフトガンによる射撃体験をしたりと、動物を獲るのに必要な狩猟技術を体験。
狩猟体験のあとは鹿の解体教室で、この日のために捕獲した鹿を、皮を剥ぐところから、肉の部位に切り分けるところまで行う。適宜、アドバイスはもらえるが、基本的には参加者のみで解体するという。
大人はもちろん子どもも参加可能
同ワークショップは、大人はもちろん、子どもも参加可能。参加費は、大人10,000円(税込)、小中学生5,000円(税込)、未就学児無料となっている。
募集人数は各日20名で、前日12時までの予約が必要。定員になり次第、募集は終了となる。
1泊2日プランも用意
また、日帰りワークショップでは鹿の解体教室までとなるが、1泊2日プランでは別で用意した調理用の信州ジビエ肉を使用した料理を含むイタリアンのスペシャルコース料理を堪能できる。
1泊2日プランの期間は7月23日(土)〜24日(日)、8月20日(土)~21日(日)、10月1日(土)~2日(日)で、料金は、スタンダードツインを2名1室で利用した場合、一人44,000円~(税込)。
なおこの料金には、宿泊費と、スペシャルプラン相当の夕食、「ジビエ狩猟体験ワークショップ」参加費、旅行傷害保険、早朝ヨガ・森林ヨガ・奥志賀渓谷トレッキングから選択できるアクティビティ1回分が含まれる。
申し込みは「ホテルグランフェニックス奥志賀」への電話やホテルHPなどにて受付中だ。
志賀高原ユネスコエコパークの中での本格的な「ジビエ狩猟体験ワークショップ」に参加して、一味違う自然体験をしてみては。