SNSに投稿されたリアルすぎる1枚の色鉛筆画が話題となった、音海はるさんの書籍「音海はるの『ねこぬりえ』BOOK」1650円 (税込)を、7月27日(水)に双葉社が発刊した。
写真と見間違えるような美麗イラスト
同書は、写真と見間違えるような美麗な完成イラストを手本に、ぬりえが楽しめる「ぬりえBOOK」。
その工程を紹介しながら、よりリアルに仕上げるためのぬり方やコツが丁寧に解説されている。メインクーン、マンチカン、ロシアンブルー、ミヌエットなど、全15の作例とぬりえが収録されている。
著者は現役の美術系大学生
2020年、著者の音海はるさんがSNSに投稿した1枚の鉛筆画が「まるで写真みたい!」と話題になった。その投稿はたちまち拡散され、2022年6月時点で16万を超える「いいね」を獲得している。その投稿が双葉社の担当編集者の目にとまり、『音海はるの『ねこぬりえ』BOOK』の発売に至った。
音海はるさんは、美術系の大学に通う現役大学生。高校2年生のときに友人の影響で色鉛筆画を始めてから、独学でその腕を磨いてきた。
著者の言葉を紹介
音海はるさんは、生まれつき右目が見えないそうだが「両目でものを見たことがないのでよくわかりませんが、ハンデを負っている感覚はありません」と話している。
また、ほとんどの作品で下絵を描いたあとに、最初に色を入れるのは瞳だという。「目を大切にしようという思いから、最初に集中して描くようにしています」と語った。
さらに、作品の制作を重ねていくにつれ、「色鉛筆で作品に命を吹き込むイメージで描く楽しさに気づきました」と話す。同書の出版をきっかけに「色鉛筆という身近な画材にも数多くの表現方法があり、奥深さがあることを伝えたい」とコメントを寄せた。
猫好きはもちろん、趣味でぬりえにチャレンジしたいと思っている人は手に取ってみて!
「音海はるの『ねこぬりえ』BOOK」ページ:https://www.futabasha.co.jp/book/97845753173290000000?type=1