「浄楽寺」は、境内の一部を整備しコミュニティスペースを新設するプロジェクトを立ち上げ、8月6日(土)20時~9月30日(金)23時の期間、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて資金調達を行う。
830年近く続いている寺院
浄楽寺は全国に18体しかないとされる、鎌倉時代の「運慶作仏像」の真作5体が安置され、その歴史も830年近く続いている寺院だ。これまでも、地域の文化を伝える施設として、多くの人に支えられながら、貴重な文化財を継承してきた。
古より、寺院は地域のコミュニティを担う半公共的なスポットとして機能してきた。浄楽寺は、これからはさらに地域に開かれた施設として、多くの人々が集い、交流できる場になりたいと考えているそうだ。
ひとつのケーススタディを目指して
そこで、境内地の一部を地域に開き、マルシェ等のイベントなどが開けるスペースとして活用してもらうことで、より多くの人々との縁を結び、相互扶助の関係を構築する為、今回のクラウドファンディングプロジェクトを計画したという。
荒れた境内地の整備には、日本全国の環境再生に取り組む「大地の再生チーム」に協力をあおぐ。ただコンクリートを流し込んで整えるのではなく、地中環境の改善をしながら、草木の豊かな広場に変えていくそうだ。
土地にも、そこで生きる人々にも、優しく豊かなコミュニティスペースづくりを目指すという。日本を象徴する神社仏閣が続いていくためにも、文化財を守るためにも、今回のプロジェクトが、ひとつのケーススタディとなれれば幸いだという。
リターン例
同プロジェクトのリターンの一部を紹介したい。
「限定御朱印+浄楽寺にお花の植樹(¥10,000)」「大地の再生講座+浄楽寺にお花の植樹(¥30,000)」「限定御朱印帳+浄楽寺に苗3本の植樹(¥50,000)」「限定御朱印帳+大地の再生講座+上映会+浄楽寺に中木の植樹(¥100,000)」等。
その他のリターンについてはプロジェクトページで確認を。
コミュニティスペースに新設に賛同できる人は、プロジェクトに参加してみては。
READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:運慶の仏像を守る浄楽寺|新たなコミュニティスペースづくりにご支援を
(角谷良平)