国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」を主催する相馬野馬追執行委員会では、2023年7月29日(土)~31日(月)に開催予定の「令和5年度相馬野馬追」のポスターデザインを競う一般公募のコンペを実施中だ。
「令和5年度相馬野馬追」への招待も
入選作品はポスターとして全国各所へ掲出されるほか、応募者は「令和5年度相馬野馬追」へ招待される。
また、デザイン案を提出した全員へ、参加賞として「令和5年度相馬野馬追入場券(個人応募2枚、団体応募5枚)」及び「相馬野馬追オリジナルグッズ」をプレゼントする。
「相馬野馬追」とは
甲冑に身をかためた約400騎の騎馬武者が、腰に太刀、背に旗指物をつけて野原を疾走する、力強く勇壮な様は時代絵巻さながら。
伝説によれば「相馬野馬追」は、今から一千年以上もの昔、相馬氏の遠祖とされる平将門が野馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことにはじまったと伝えられている。
世界最大級の馬事文化であり、侍文化でもある同祭事は、近年の東日本大震災という天災や新型コロナウイルス感染症という疫病にも屈することなく、野馬を奉納し、相馬地方の平和と安寧を祈る神事として継承されている。
なお、史書「奥相志」によれば、元亨3年に相馬家の祖先である相馬重胤が、現在の南相馬市原町区である奥州行方郡に移り住んだとされており、令和5年は相馬家が相馬地方へ移住して700年となる節目の年とされている。
令和5年度相馬野馬追ポスターコンペティション
「令和5年度相馬野馬追ポスターコンペティション」のスケジュールは、エントリー期間が9月1日(木)~30日(金)入力・必着。ポスターデータ提出期限が、11月13日(日)必着だ。
一次審査の一般投票期間が11月21日(月)~30日(水)、最終審査会が12月上旬。入選作品発表(入選作品数1点)は、2023年2月上旬となっている。
参加資格
参加資格は、高校生以上の個人、または高校生以上で構成された団体、暴力団などの反社会的勢力に属していない人もしくはその関係者でない人、入選賞金、賞品、参加賞を日本国内で受け取り可能であることの全ての条件に該当する人。
なお、高校生は保護者同意のもと応募できる人。また、応募規定、作品規定などは「相馬野馬追」公式HP上にて公表されている。
賞金等
入選者は、賞金50,000円、賞品「令和5年度相馬野馬追招待券」2枚が贈られる。
応募方法
応募方法は、相馬野馬追執行委員会HPからエントリーフォームに入り、必要事項を入力、エントリーシートをダウンロードし、必要事項を記入の上メールもしくは郵送で提出。
審査結果
審査結果は、参加者全員に文書で通知され公表。合わせて、入選作品については「相馬野馬追」公式HP及びSNSなどにおいても公表されると共に、2023年2月の相馬野馬追執行委員会総会において表彰される。
提出先のメールアドレス、住所、その他詳細は「相馬野馬追」公式サイトにて確認できる。
自分の作品で伝統行事を盛り上げたいと思う人は、「令和5年度相馬野馬追ポスターコンペティション」へ参加してみては。
「相馬野馬追」公式サイト:https://soma-nomaoi.jp/
(角谷良平)