創業35年を迎える浅草発の老舗シューズメーカー、フープディドゥ(whoop’-de-doo’)が、11月26日(土)、新コンセプトのシューズショップ「2212浅草店」をオープンした。

靴屋らしくない靴屋、がコンセプトのお店

スーツ離れや在宅勤務などでビジネスシューズを履く人が減り、低迷している靴業界だが、フープディドゥ(whoop’-de-doo’＝“お祭り騒ぎの”という意味)という社名の通り、靴業界全体を盛り上げワクワクできるお店を、との思いからできあがった「2212浅草店」。

1階がモクテルショップ(MOCKTAIL/ノンアルコールカクテル)とパークレット(PARK/公園とREST/休息を合わせた空間)、2階が靴屋という異色の組み合わせで、まさに「靴屋らしくない靴屋」がコンセプトのお店となっている。

1階はモクテルが楽しめるアートな空間

1階について、もう少し詳しく説明しよう。

カウンターはノンアルコールカクテルと微アルコールカクテルを中心に、浅草らしく和をテーマにしたモクテルや期間限定モクテルなどフォトジェニックなドリンクを楽しめる空間。

壁には伝説の音楽プロデューサーであり、デジタルアーティストとして活動する“Case-K Moonshine”が手掛けた2枚の対になる作品＜Sun and Moon,＞が飾られている。この2枚の絵は静と動、光と影が表現されており、絶好のフォトスポットと言える。また、棚什器には建築資材で使われていた足場板を再利用。さらに1階中央のベンチには通常廃棄されるパレットを使用し、SDGsを意識した店舗になっている。

2階には新ブランドの靴や復刻版も登場

低迷する靴業界だが、一方で本当にいい靴、自分らしい特別な一足を求める人は増えているという。そんな多様化するニーズに合わせ、同店では従来のwhoop’-de-doo’(1万円後半～2万円台)だけでなく、

先日発表したばかりの新ブランド2212(にいにいいちにい)の革靴や復刻版を加え、

さらに比較的リーズナブルなパターンオーダー(5～8万円台)、地元浅草の職人と作る贅沢なフルオーダー(27万円～)も取り揃えている。

いずれは靴を磨きながらお酒を楽しんだり、次回の新作の提案を募ったりなど新しい試みへの挑戦を楽しめるお店にしていきたいとのこと。老舗靴メーカーの新たな試みに注目だ。

■2212浅草店
住所：東京都台東区雷門2-19-6
営業時間：10:00～19:00
Instagram：https://www.instagram.com/2212_asakusa/
whoop’-de-doo’ HP：https://whoop-de-doo.com/

(fukumoto)