東京都渋谷区にある「Art Is. TOKYO GALLERY」にて、1月6日(金)より「SENSUAL CIRCUS~東金聖~」展が開催される。
展覧会概要
「SENSUAL CIRCUS ~東金聖~」展の会期は1月6日(金)、7日(土)、8日(日)、13日(金)、14日(土)、15日(日)、20日(金)、21日(土)、22日(日)の計9日間。
開館時間は11:00~18:00。東金聖さん在廊日は1月6日(金)、13日(金)、20日(金)、22日(日)で、トークショーなどイベントも開催予定。
東金聖さんのアートとは
ファッションエディターの成瀬浩子さんによると、東金聖さんが手がける陶器の作品は、どの角度から見てもあでやかで美しいとか。
独創的なフォルムはセンシュアルなオブジェのようであり、また同時に、いくつもの表情をあわせ持つ魅惑的な女性を思わせる。これまで見たことのない器には、創作者である東金さんの熱い思いがこもっているという。
「対極」どうしの組み合わせは、作品の核となるコンセプト。1つの作品の中に潜む異なる2つの要素が融合することで、まったく新しい表現が誕生する。
ART Is.主宰のふくしまアヤさんは、「コンセプトを語るカップ」に魅せられ、器にアートの新しい可能性を見出したそう。ファッションに通じる「対極」によるコントラストの表現にも共感している。
東金さんとふくしまさんという、既成概念にとらわれないパンクスピリットを持つ2人のタッグから、何かが生まれそうな予感が漂う。
展示作品紹介
もの創りについて、東金さんは、「絵を描く時と陶器を制作する時は、脳の中でもまったく別の部分を使います。絵は成り行きにとらわれないで思うままに表現できるけれど、陶芸は出来上がりのイメージを実現するために、あらかじめ緻密な作戦を練らなくてはなりません」と語っている。
「その前提を取り払ったのが、今回展示する黒と白で構成されたカップです。頭に浮かんだものを絵のようにつくる、とのコンセプトで取り組みました」とも。
一方で素材においては、彼女のロジカルな側面と、イメージ実現への徹底したこだわりをみることができるとし、例えば、キャビアスキンのような独特のテクスチャーを配したカップ。その製法は彼女のオリジナルで、詳細は明かしていない。
今回の展覧会のために東金さんがクリエイトした新作25点を、ART Is.は拍手と喝采で迎え、パレードやサーカスを思わせるフェスティブなディスプレイで、それぞれのカップにスポットライトをあてる。「みんな違って、みんないい」この魔法の言葉とともに。
これまでは工芸品のカテゴリーで捉えられ、芸術性を評価される機会が少なかった器たち。それらが東金さんの手で、アートという鳥になって飛び立つ瞬間が目前に迫っているという。東金さんの手でアートになった器をその目で眺めてみては。
「SENSUAL CIRCUS ~東金聖~」展
会場:ART Is. TOKYO GALLERY
住所:東京都渋谷区代官山町3-13 #103
(さえきそうすけ)