テント倉庫やスポーツ施設など膜構造建築の総合メーカー「山口産業」が、手帳を中心にデザイン性の高い製品を展開する文具・雑貨メーカー「ハイタイド」と共同で、「MEMBRANE REUSABLE BAG」を開発した。
持続可能な膜産業の構築
50年の歴史の中で培ってきた技術と経験に異業種の知見を掛け合わせることで、災害、農業、都市における課題など、日本や世界が直面している様々な社会課題を解決していくことを目指していくプロジェクト「MEMBRANE LAB.」に取り組んでいる「山口産業」。
同プロジェクト内で設定したパーパス(社会的存在意義)から導き出した行動指針の一つとして“持続可能な膜産業の構築”を掲げている。
大容量で耐久性の高いトートバッグ
その第一歩として、産業用テント倉庫などの製造・施工の際に生じる端材を廃棄処分するのではなく有効活用することを目的とし、九州の福岡を拠点に全国に強い販路を持つ「ハイタイド」に監修を受け、アウトドアなどでも使用できる大容量で耐久性の高いトートバッグ「MEMBRANE REUSABLE BAG」を製作。
バッグのコンセプトは“シンプルなアップサイクル”だ。
廃棄していた膜素材を使用
製品開発では、形状や装飾にこだわるのではなく、使い勝手、サイズ、材料、制作工程をシンプルに追求することで、持続可能な仕組みづくりを目指すという方針を設定。
バッグには、耐久性と撥水性の高い、廃棄していた膜素材を使用している。
「CO_YARD KANATAKE」で数量限定販売
「MEMBRANE REUSABLE BAG」は、福岡県福岡市西区「かなたけの里公園」に、泊まれる農体験ができるキャンプサイトやカフェなどを楽しめるアップサイクル拠点・アウトドアフィールドとして誕生した「CO_YARD KANATAKE」で数量限定販売。
「MEMBRANE REUSABLE BAG」を使うことで、廃棄していた膜端材に新たな価値をもたらすアップサイクルな取り組みに参加してみては。
■CO_YARD KANATAKE
住所:福岡市西区大字金武1805-2(かなたけの里公園内)
URL:https://coyard.jp/
(佐藤ゆり)