家具工房 KOMAの代表を務める松岡茂樹氏がデザインを手がけた isola sofaが、幅広い領域において卓越したデザインの先見者を評価する「IDA DESIGN AWARDS 2022」で銅賞を受賞した。
同製品の受賞は、Chicago good design awardsに続き2つ目の受賞だそうで、KOMAでは、16個目の世界的デザイン賞の受賞となる。
IDA DESIGN AWARDSとは
IDA DESIGN AWARDSは、常に創造性と革新性を発揮する、真に先見性のあるデザイナーを探し出すことを目的とし、2007年に米ロサンゼルスで設立された国際的デザインアワードだそう。
建築・インテリア・プロダクト・ファッション・グラフィックの5分野で構成され、毎年世界各国の優秀なデザイナーによる作品が集まるという。2022年は、およそ80カ国から過去最高の応募数となりレベルの高い大会になったそうだ。
受賞作品「isola sofa」
椅子が最小限の生活空間とすれば、ソファは部屋と椅子の中間的な存在となるという松岡氏。
受賞作品「isola sofa」については、たまには、1日中ソファーの上だけで寝たり食べたりビールを飲んだり本を読んだり、そんな怠惰な生活を送りたいと思ったのがデザインのきっかけだという。
左右の肘掛けは、食事もできる大きいテーブルと、グラスなどが置ける小さめのテーブルがアシンメトリーに広がっている。
松岡茂樹氏紹介
KOMA代表、家具職人、家具デザイナーである松岡氏。厚生労働省より卓越した技能者に贈られる「現代の名工」の称号を2020年度の最年少で受賞。
他にも、reddot design award(ドイツ)2年連続受賞、A’design&competition(イタリア)金賞受賞、NOVUM design award(フランス)金賞受賞などの受賞歴を誇る、日本屈指の家具職人であり家具デザイナー。
なお、KOMAは「一点もののクオリティと美しさを満たした製品作り」をコンセプトに、人の手仕事でしか生み出せない美しさを突き詰めながら快適性や魅力を追求し常に進化し続けている東京の家具工房である。
今回の受賞をきっかけに同氏の家具をチェックしてみては。
KOMA公式サイト:https://www.koma.tokyo/works/entry/post-24/
(さえきそうすけ)