滋賀県長浜市の長浜観光協会は、滋賀・湖北地域における新春の風物詩「長浜盆梅展」を今年も開催。「第72回 長浜盆梅展」を、1月8日(日)~3月12日(日)の期間、慶雲館にて開催している。
観覧料は大人800円、小中学生400円で、団体20名以上は2割引。
巨木や古木など約90鉢の盆梅がずらり
「長浜盆梅展」は、歴史・規模ともに日本最大級の梅の盆栽展。135年を迎える明治建築の慶雲館のお座敷に、紅白の梅の盆栽がずらりと並ぶ姿は何度見ても圧巻だ。
中には高さ3メートル近い巨木や樹齢400年と伝わる古木もあり、見ごたえ抜群。期間中は入れ替えをおこない、つぼみから満開までさまざまな咲頃の盆梅を楽しめる。
切り絵とのコラボ展示も
新館・梅の館では、今年も米原市在住の切り絵作家・早川鉄兵さんの作品とのコラボ展示を実施。
今年のテーマは「波うさぎ」。切り絵と盆梅が織りなすアートの世界は必見だ。古来より親しまれている和柄「波うさぎ」は謡曲「竹生島」の一節に由来すると言われている。また、令和5年の干支はうさぎ。びわ湖の波間を跳ねるうさぎが梅の香につられて「長浜盆梅展」を訪れ、縁起よいうさぎと梅が一足早い春を届けてくれる。
カフェやお土産コーナーも充実
新館2階には、盆梅カフェやお土産コーナーを設置。あたかかい抹茶で一服したり、特産品やオリジナルグッズのお土産選びが楽しめる。
今年は早川鉄兵さんのうさぎをモチーフにしたオリジナル「絵馬」500円も登場。お願いごとを書いて慶雲館入口の鎮守の宮に奉納しよう。
また、盆梅にちなんだ内容の「梅くじ(おみくじ)」1回100円も登場。おみくじ発祥の地といわれる虎姫・玉泉寺で祈祷されたおみくじを「長浜盆梅展」でひくことができる。
特別企画「盆梅×竹灯り」で幻想的な世界へ
さらに、1月28日(土)~2月26日(日)の日没(17時頃)から20時半に、土日祝日限定で夜間ライトアップを実施。期間中、本館2階の特別盆梅展示を夜間限定で公開し、自慢の庭園や幻想的な竹灯りと盆梅展との競演を楽しむことができる。
ワンランク上の楽しみ方で深く味わう盆梅体験
「長浜盆梅展」では、自宅でも楽しめるミニ盆梅を販売しているほか、初心者もマニアも盆梅をもっと深く味わえる特別な体験メニューを用意している。
「オリジナル盆梅体験 ~世界で一つ。私だけの盆梅づくり~」では、会場で販売しているミニ盆梅の中から好きな盆梅と鉢を選んで自分だけの盆梅を作ることができる。専門の管理人が、植え替えや剪定、年間管理など詳しく指導してくれる。
今後の開催日は、2月4日(土)・7日(火)・9日(木)・14日(火)・16日(木)・18日(土)・21日(火)・26日(日)・28日(火)、3月2日(木)・11日(土)。午前と午後の1日2回の開催で、料金は4,500円~(観覧料別)となっている。
「盆梅プレミアムガイド」1,000円(観覧料別)では、ワンランク上の鑑賞方法や盆梅管理の裏話など、楽しいトークを交えて案内。こちらは予約制で随時実施している。
「第72回 長浜盆梅展」を訪れて、盆梅に親しんでみては。
長浜盆梅展HP:https://bonbai.jp
■慶雲館
住所:滋賀県長浜市港町2-5
(山本えり)