児童相談所をはじめとする児童福祉現場へ伴走型業務支援サービスを提供するAiCANは、「かながわビジネスオーディション2023」において、神奈川県知事賞のほか、KSP賞、神奈川県中小企業診断協会賞、よこはま・きらぼし特別賞の3賞を受賞した。
今年で27回目を迎えるビジネスプランコンテスト
「かながわビジネスオーディション」は、神奈川県と県内の支援機関・金融機関等が主催するビジネスプランコンテストで、今年で27回目を迎える。
2月1日(水)に開催された最終審査会では、全118件の応募の中から選ばれた9社がビジネスプランを発表し、独創性や将来性、実現可能性、社会貢献性といった観点で審査が行われた。当日の模様は、YouTubeライブ配信のアーカイブ動画で観ることができる。
総合的に評価が高い1社へ贈られる賞
今回、同社が受賞した、神奈川県知事賞は、最も優秀なプランとして、神奈川の社会・経済に貢献し、ビジネスモデルとしての完成度が高く将来の成長が期待されるなど、神奈川発ニュービジネスとして総合的に評価が高い1社へ贈られる賞だ。
AiCAN受賞コメント
AiCANは、『この度は大変光栄な賞をいただき、心から御礼申し上げます。
子ども虐待は、自治体だけが対応するものでも、家庭内だけの問題でもなく、さまざまなステークホルダーが力を合わせて取り組むべき課題だと考えています。
だからこそ、民間企業のサービス提供を通して「子どもの安全を守る」という試みに共感いただけたことを、大変ありがたく感じております。(後略)』とコメントした。
児童福祉の課題解決に取り組むスタートアップ企業
AiCANは、自治体のDXを通して、児童福祉の課題解決に取り組むスタートアップ企業。
自治体の児童相談所や子育て支援課・母子保健課など、子ども虐待対応の最前線に立つ機関をサポートするサービスとして、業務システムの提供やデータ分析に基づく提案を行っている。
現場の支援者の人々が積み上げてきた経験値と、科学的知見に基づくテクノロジーを融合し、新しいソリューションを生み出すことで、同社は「すべての子どもたちが安全な世界」を実現したいとしている。
子ども虐待は、日本だけでなく世界のどの国でも未だ解決できていない。川崎から・神奈川から、日本、そして世界をより良い社会へ変えていくために努力を続けていくというAiCANの今後に注目してみては。
かながわビジネスオーディション2023:https://www.b-audition.jp/2023/event/award.html
AiCAN:https://www.aican-inc.com/
(角谷良平)