京都廣川書店は、昨年12月から、近畿大生向けの電子版書籍配信サービスとして、アイドックの「bookend(ブックエンド)」を採用し、大学内書店にて電子版書籍を販売している。
教材を「Web書庫」に配信
京都廣川書店は、これまで近畿大学内書店にて紙の書籍を販売してきたが、学生からの教材電子化の要望に応え、昨年12月より、アイドックの電子書籍配信プラットフォーム「bookend」を活用して電子版教材を配信開始した。
新入生が購入する教材セットの中に電子教材をダウンロード可能なチケットコードが記載された小冊子が封入されており、「bookend」サービスが提供する「チケット認証画面」にて購入者がチケットコードを入力すると、電子版の教材がダウンロード可能だ。
コンテンツは京都廣川書店向けにカスタマイズしたiOS版・Android版の「京都廣川e-bookアプリ」のクラウドサーバ上の本棚「Web書庫」に配信され、学生は「チケット認証画面」にて入力したメールアドレスをアプリに登録することでダウンロード閲覧が可能となる。
学生からの教材電子化の要望に応える
京都廣川書店の田中英知さんは、「以前より学生から教材電子化の要望があり、セキュリティを担保しながら学生の勉強を効率化させられるサービスを探していました。bookendを採用することでセキュリティの課題をクリアしながら電子教材の配布が可能になり、さらにチケット発行&認証オプションを使用することでECサイトを必要とせず、大学内書店販売の方法を変えずに学生への電子版提供を実現することができました。今後増えていく学生の利用者からのフィードバックを受け、電子教材の効果を評価していきたいと考えています。」とコメントしている。
京都廣川書店:https://kyoto-hirokawa.co.jp/index.php
bookend:http://bookend.keyring.net/
(江崎貴子)