静岡市で、プロダクトデザインを中心に“ものづくり”に関わるデザインを請け負っている「アンノット」が、静岡の風土を守りながら革新を続けるものづくりの職人とその商品を紹介するECサイト「耕人(こうじん)」をスタートした。
現代の暮らしの中に溶け込む工芸職人
普段何気なく通り過ぎてしまっている静岡の景色。それは徳川家の時代に全国各地から呼び寄せた工芸の職人が住み着き、技を引き継ぎながら、現代の暮らしの中に溶け込んでいるものだ。
目の前にある静岡の環境、ものづくりの景色、どれもこれも日本全国にあるものではなく、静岡にしかない独自の風土で、「アンノット」はこのことに気づき、その営みを続けながら次世代に繋いでいこうとする職人とその製品をしっかり紹介していく必要があると考えた。
受け継がれてきた工芸品は静岡の宝
また、静岡市の工芸品として位置付けられているものは、ざっと12種類あるが、それらは昔から脈々と受け継がれているもの。
それ以外にも工芸があり、多くの作家がいる。静岡であるという環境でその制作を可能にする、いわば静岡の宝であり、「アンノット」はそれを次世代にどれだけ渡せるか、常に考えている。
製品とその職人のストーリーも紹介
今回スタートした「耕人」では、静岡の地で生まれた、素晴らしいものづくりと製品を、その職人のストーリーも交えながら紹介。
職人と顔を見合わせながらの活動の中で、商品だけでなく、その“人”や“環境”にもスポットを当て、職人と一緒に制作をした「耕人」オリジナル商品もラインナップしながら、日本だけでなく海外にも職人と製品を発信していく。
ものづくりの魅力を伝える「耕人」
オリジナルアイテムには、焼津「松葉畳店」とコラボした、健やかな懐かしい香りとともに自然の消臭力を実感できる「たたみのみみ」¥1,210(税込)や、
浜松「遠州綿紬 ぬくもり工房」とコラボした、布地の端切れからポケットのパターンを切り出し胸にあしらった、つぎはぎポケットの「パッチTシャツ」、
イラストレーター・たかなつめさんのイラストが、こたつやミカンに合う「耕人の湯呑」¥1,320(税込)などをラインアップ。
職人とコラボし、ものづくりの魅力を伝える「耕人」のオンラインストアを覗いてみては。
耕人公式サイト:https://cozyin.jp/
(佐藤ゆり)