神奈川県横浜市では、山下公園「未来のバラ園」の混雑状況を“見える化”する実証実験を行っている。また、横浜市港南区内6か所に「行政情報スポット」を新設した。それぞれの詳しい情報を紹介しよう。
「未来のバラ園」の混雑状況を“見える化”
横浜市では、3月8日(水)~6月(予定)の期間、山下公園の「未来のバラ園」において、AIカメラを活用し、「ガーデンネックレス横浜」期間中の園内の混雑状況の把握及び情報提供を目的とした実証実験を行っている。
この実証実験では、山下公園「未来のバラ園」に設置した2台のAIカメラにより、園内の利用人数等を把握し、そのデータを基にした混雑状況をWebページに表示している。
なお、この実験で用いるAIカメラは、人数のデータを取得するが、動画・画像等は残さないため個人情報の取得は行っていない。また、混雑の判定は花壇内の一部区域の状況にて行っているため、現地の状況と異なる場合がある。
この実証実験を通し、混雑状況を“見える化”することで、施設運用の検討や、来園者の満足度の向上につなげていくという。
山下公園「未来のバラ園」混雑状況Webページ:https://yamashita-park.digipark.neuralpocket.com/
港南区内に「行政情報スポット」を新設
また、横浜市では、普段、デジタル端末をあまり使わない人たちにも市・区役所からの即時性の高い情報を届けられるように、2月28日(火)から順次、デジタルサイネージを港南区内の公共・商業施設など6か所に設置している。
発信される情報は、防災・災害情報、感染症情報、イベント情報など。設置場所は、東永谷地区センター、京急百貨店、日野中央公園レストハウス、イオンフードスタイル港南台店、港南図書館、アポロ薬局となっている。
詳細ページ:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/konan/2022/r4gyouseisupot.html
横浜市の取り組みに今後も注目していこう。
(yukari)