秋田県秋田市の秋田市観光振興課は、新型コロナウイルス感染症の収束および観光活動の本格再始動を見据え、プロモーション動画「ライフ・イズ・ジャーニー」を新たに制作し、3月29日(水)に秋田市公式YouTubeや秋田市内のデジタルサイネージで一斉公開した。
既存のPR動画とは一線を画す内容
毎年約130万人(※)が訪れる東北三大祭り「秋田竿燈まつり」や、ユネスコ無形文化遺産(山・鉾・屋台行事)「土崎神明社祭の曳山行事」などが開催される秋田市。「ライフ・イズ・ジャーニー」は、動画を活用した観光プロモーションによって、国内外に幅広く魅力発信を行い、観光誘客を図る目的で制作された。
秋田市の観光資源や、個人旅行が主流となっている現在の観光スタイルを踏まえ、一から作成された脚本によって描かれるストーリー性のある同動画は、既存のプロモーション動画とは一線を画し、見た人の心に残る内容となっている。また、従来の観光ターゲット層だけでなく、主人公が暮らす街を楽しむ姿を通し、秋田市民の“街への愛着”を育むことも狙いとしているほか、観光関係者や各メディアによる二次活用なども期待しているという。
さらに、海外との往来緩和や国際クルーズ船の再開などインバウンドの機運も高まりつつあることから、英語、簡体字および繁体字(中国語)も同時に制作した。多言語版については、4月以降に一般公開予定だ。
暮らす街で自分の“好き”を探す旅
動画は、ストーリー性のある本編(約15分)のほか、観光地40カ所以上が登場する施設紹介編(約5分)と短編(約30秒)を制作。
「ライフ・イズ・ジャーニー:人生とは旅である」というタイトルには、“旅をするように好奇心をもって日常を過ごす。そうすることできっと日常は豊かになる。どんな場所でも、どんな時でも、前向きに過ごしていける。”という想いが込められている。
ストーリーは、暮らす街で自分の“好き”を探す旅。本編では、秋田市内に住む夫婦の目線で観光地や飲食店などを巡りながら地元の魅力を再発見する旅に出る様子が描かれる。
ロケ地やキャストなど「秋田」をとことん追求
ロケ地映像には、秋田市民の“お気に入りスポット”が多数登場。「秋田竿燈まつり」や「土崎港曳山まつり」などの秋田を代表するお祭りのほか、秋田藩20万石佐竹氏の居城「久保田城跡」を公園として整備した「千秋公園」、秋田の海の玄関口「秋田港」にそびえ立つ高さ143mの「ポートタワー・セリオン」などの観光地、自然溢れる「伏伸の滝」、毎日行列の飲食店など、約9カ月間に渡って撮影されたスポットは40か所を超える。
キャストには、1951年創立、秋田県に拠点を置き、全国各地で年間約800回の公演を行う「劇団わらび座」を起用。主演は、秋田市PRサポーターも務める丸山有子さんだ。テーマ曲は、秋田を拠点に活動する4人組バンド「halos(ハロス)」の『君を呼ぶ声』。日常のふとした輝きに気づいた歌詞と、秋田市という一つの街に寄り添った音楽が動画を彩る。
とことん秋田を追求した動画「ライフ・イズ・ジャーニー」を観て、秋田の魅力を体感してみては。
秋田市観光プロモーション動画紹介ページ:https://www.city.akita.lg.jp/kanko/1015784/1037480.html
※令和元年度までの実績による
(山本えり)