みちのくコカ･コーラボトリングは、岩手県岩手郡葛巻町との間で、「災害時における飲料の確保に関する協定」を締結、3月30日(木)に締結式を開催した。

この協定は、葛巻町の地震、風水害等の災害発生時または発生のおそれがある場合における飲料供給に関し、必要な事項を定めていくもの。なお、同様の協定締結は同社事業エリア(岩手県･秋田県･青森県)内では99件目、岩手県内では33件目となる。

締結式概要

締結式は3月30日(木)11:00～、葛巻町役場にて開催された。葛巻町より、副町長 觸澤義美氏、教育長 鹿崎良宏氏、総務課長 松浦利明氏、同社より、執行役員 営業本部長 舘隆一郎氏、岩手営業部長 工藤貴功氏、岩手営業部 盛岡支店長 大村謙次氏が出席。

締結式では、副町長 觸澤義美氏と同社執行役員 舘隆一郎氏との間で協定書を取り交わした。この協定により災害時等においては、葛巻町からの要請に基づき、同社が迅速なコカ･コーラ社製品の調達･配送に努めるとし、また、いつどこで起こるか分からない災害に対し日頃から葛巻町と情報交換を行い、互いの連絡先や担当者を把握するなど、一層の連携を図っていく。

町民の安心感につながるものと期待

副町長 觸澤義美氏は「本町ではいつ発生するかわからない大災害から住民の生命を守るため、防災体制の充実・強化に努めておりますが、町ひとつの力だけでは災害の発生時に対応しきれなくなる恐れも感じているところでございます。こうした中で本日の協定締結は大変ありがたく、災害時での迅速な飲料の確保が可能となることは、町民の安心感につながるものと心強く感じております」とコメント。

一方、同社執行役員 舘隆一郎氏は「昨年8月の大雨では、葛巻町においても一部地域に避難指示が出るほどの危険が迫ったとお聞きしており、あらためて大規模な災害はいつどこで起きてもおかしくないと感じさせられました。そのような大規模な災害では、迅速かつ適切な対応が求められますが、当社はこれまでも、本協定を締結している各自治体様からの要請を受け、5万本を超える飲料の供給実績がございます。もちろん、災害が発生しないことが1番ではございますが、このたびの協定締結を万が一への備えとしていただければ思いますし、葛巻町のみなさまにおかれましても、より当社製品を身近に感じ、親しんでいただくきっかけとなれば幸いです」と述べている。

地震や風水害等の災害発生時、また発生のおそれがある場合における飲料供給に関し、同社の今後の取り組みにも注目してみては。

(さえきそうすけ)