群馬県伊勢崎市を拠点にバスケットボールのクラブチームを運営するInfini T companyは、同県初の民営体育館「X PARK(クロスパーク) 1510」を同市で5月にオープンする。
そして、より良い施設運営を目指し、3月27日(月)~5月末の期間、CAMPFIREでクラウドファンディングを実施中だ。
スポーツ以外にも幅広く使える体育館
「X PARK 1510」は、誰でも、どんな人でも、どんなことでも叶えられる体育館を目指している。通常の体育館利用はもちろん、公共の体育館ではできないことを実現していきたいという。
同社は、スポーツ体験をはじめ、フリーマーケット、結婚式、ダンスレッスン、個人利用など幅広い用途に対応し、「日本で1番ワクワクが集まる場所」を目指している。
ワクワクを作る第一歩として、5月2日(火)・3日(水)の2日間、プレオープンイベントを計画中。詳細は後日発表される。
当初予定してした施設構想を実現したい
同体育館設立のきっかけは、同社代表・堀田享氏の亡き先輩が遺した「自由に使える体育館があったらいいな」の一言だそう。子どもたちの笑顔と将来のために、「X PARK1510」プロジェクトとして進められてきた。
しかし、建設資材の高騰により、最低限の施設の設備だけで1億円が必要に。冷暖房や照明・音響設備の導入といった、当初予定していた施設構想を断念することを余儀なくされた。
そこで同社は、当初の構想通りの施設の完成を目指し、クラウドファンディングを開始。
リターンとして「#1510ロゴプロジェクト」と題し、支援者の名前で施設内にロゴを作るイベントが実施されている。
亡き先輩との約束を果たしたい
同社が運営しているバスケットボールクラブチーム「NLG INFINITY(インフィニティー)」は、15歳以下の全国選手権に同県代表として3年連続出場している強豪だ。
堀田享氏は、家業である和菓子屋「菊花堂」の和菓子職人と並行して、約40年以上バスケットボールに携わってきた。2008年には、先輩と2人で中学生バスケットクラブチーム「無限 NO LIMITE」を設立。チームの更なる成長が目に見えた矢先、先輩は旅立ってしまった。
現在は、チーム名を「NLG INFINITY」として活動を継続しており、2021年ジュニアウィンターカップでは全国準優勝を果たした。
同氏は、コロナ禍で自由に練習ができない子どもたちを見て、苦しく、もどかしく感じていた。そんな中、思い出したのが先輩が言った「自由に使える体育館があったらいいな」の一言。
クラウドファンディング内では、プロジェクトに対する想いや施設の詳細などが公開されているので、応援したい人はチェックしてみては。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:#1510 「1億円の想い」大好きな亡き先輩との約束。日本1ワクワクが集まる場所
(Higuchi)