Internnectと日清紡ホールディングスは、マリンレジャーを楽しむすべての人の「海で過ごす時間の安全・安心」をサポートするために、海上安全プラットフォーム「JM-Safety」から「落水検知アプリ」および同アプリ専用の「落水検知ユニット」を、4月1日(土)に発売/リリースした。
同サービスは日清紡ホールディングスが製造元、及び運営会社として提供するもので、Internnectはこれを戦略立案、代行販売やアプリの代行リリース、保守、開発などで支援する形となる。
海に関わる全ての人に安全・安心を
「落水検知アプリ」は、日清紡ホールディングスが船舶ユーザー向けに提供しているスマートフォンアプリ「JM-Safety」から派生した。
「JM-Safety」は、「船舶位置情報表示」「衝突接近自動警告」「地震津波警報」「チャット機能」などの機能を機能を搭載した高機能な情報プラットフォームソリューションで、海上運行の安全をサポートするアプリとして、累計3万ダウンロードを突破している。
「落水検知アプリ」は、「JM-Safety」の持つ高度な「落水検知」機能に特化。船舶を運用しない一般ユーザーでも、より簡単に「海上での安全・安心」を手に入れることができるように開発された。対応OSは、iOS 14.0以上、Android 7.0以上だ。
落水情報を身近な人に通知、付近のユーザーにも共有
「落水検知アプリ」は、別売りの「落水検知ユニット」と合わせて利用することで、海中転落を自動検知し、「落水した事実」や「位置情報」を、事前登録した家族や知人などに通知する。落水情報がすぐに身近な人に通知されるため、迅速な救助要請で被害を最小限に止められる可能性が高まる。
また、落水情報は落水地点から半径10km以内にいる同アプリ利用者にも同時に通知される。落水情報を付近にいる多くの人と共有することで、助け合いによる早期救助を実現する。
落水検知ユニットBLACK発売
「落水検知アプリ」のリリースに伴い、専用に新色「BLACK」の「落水検知ユニット」を発売。本体サイズは60mm×43mm×21mm、キーリング等の取付器具を含まない本体重量は約40g、価格は3,960円(税込)だ。
なお、「落水検知ユニット」は「落水検知アプリ」専用で、既存の「JM-Safety」アプリには対応していない。
海中転落の一刻も早い救助活動を支援
毎年多く発生しているマリンレジャーでの人身海難事故。なかでも最も多いのが海中転落であり、約半数の人が死亡・行方不明となっている。その多くは、事故発生に気づくまでに時間がかかり、救助の要請が遅れてしまうことが原因だ。また、発生場所を特定できず、救助活動が難航することも珍しくないという。
海中転落時の生存時間は、水温10~15℃で1~6時間、5~10℃だと1~3時間と言われていることから、一刻も早い救助がカギとなる。マリンレジャーを楽しむ非船舶ユーザーへ「落水検知アプリ」を普及することで、日本の海のさらなる安全向上を目指していく。
「JM-Safety」各種ソリューションは、プラットフォームとして相互データ連携により、特定のアプリに限らず、各種アプリが普及していくことで、「JM-Safety」全サービスでの安心性能が向上していく特性を持っている。両社は、「JM-Safety」各種サービスの普及とサービスの充実を通じて、船舶をはじめとする海の安全安心・海難事故の撲滅に努めていくという。
落水検知アプリインストール・落水検知ユニット購入URL:https://rakusuikenchi.com/
(Higuchi)