日本のミュージックシーンを牽引する財津和夫氏が、スクールソングとタッグを組み、“学校校歌を整備・守る”プロジェクトにプロデューサーとして参画する。
「校歌」を未来へつなぐ
2022年の出生数が80万人を割り込み、加速する人口減少は学校の数にも影響している。平成の約30年間、5校に1校が消滅。しかし、学校が消えても校歌は残っている。
また現在、日本には5万8,000を超える学校がある。在校生・卒業生にとって「校歌」は大切な財産。一方、校歌の中には楽譜はあっても音源の無いもの、音源はあってもアナログのものなど、今後消滅の可能性があるものが多数存在している。
そこで、日本中にある「校歌」をデジタル技術で美しく甦らせ、後世へ引き継いで行こうと、シンガーソングライター、作詞作曲家、音楽プロデューサー、俳優、ラジオDJ、そして「チューリップ」のリーダーでもある財津和夫氏が「校歌を守る」事業に取り組む。
財津和夫氏の言葉
財津氏は、『辛いとき楽しいとき、どんなときも歌はそばにいて心を癒してくれます。なかでも、その懐かしさで親しみを抱かさせてくれるのが校歌ではないでしょうか。口ずさめばすぐに、暑い日の汗、凍えながら手に吐きかけた息など、四季それぞれの風のなかで過ごした学生の頃がよみがえってきます。大袈裟に言うと、校歌は身体の一部のような存在です。宝物のように大切にしたいと私は常々思っていました。この私の願いが届いたかのように、校歌を現代のデジタル技術を用いて修復や保存をしてくださる人達が既にいらっしゃいます。時代の変遷とともに劣化したり消失しそうになった校歌を生き生きとさせるこの作業は校歌を愛す大勢の人達に喜ばれることでしょう。この作業のほんの一部にでも携わりたく、私も微力ながらお手伝いさせていただくつもりです。よろしくお願い申し上げます』とコメントしている。
財津和夫氏が参画する、全国の財産「校歌」を未来へつなぐ取り組みを、この機会にチェックしてみて。
スクールソング:https://school-song.jp/
(江崎貴子)