ノーザンオカヤマ(岡山県の県北部)の魅力を発掘・発信する衆楽舎は、その魅力を伝える第一弾企画として、東京ミッドタウン日比谷のヒビヤセントラルマーケットと協働で、「ノーザンオカヤマ クラフトストア」を4月29日(土・祝)～5月7日(日)に開催する。

ノーザンオカヤマの魅力を発信

岡山の「晴れの国」というイメージは、瀬戸内海を臨む県南の印象が強いのでは。一方、大山(だいせん)や蒜山(ひるぜん)などが連なる中国山地を境に山陰に面している県北は、豊かな森林に恵まれ、日本でも有数の林業を誇るエリア。歴史も古く、食文化も奥深く、ウィンタースポーツも楽しめる、県南とは違った趣と魅力が満載だが、県南に比べて情報発信が少なく、リアルな魅力が伝わりきれていないのが現状。

森の県北、晴れの県南の両方に触れてこそ、懐深い岡山県の魅力を知ってもらえるのではと、衆楽舎では、岡山県北一体(津山市、美作市、真庭市、新見市、鏡野町、奈義町、美咲町、勝央町、久米南町、西粟倉町、新庄村)を「ノーザンオカヤマ」と呼び、知られざる魅力を発信する活動を行なっている。

「ノーザンオカヤマ クラフトストア」開催へ

「ノーザンオカヤマ」の魅力を伝える一環として、「クラフト」をテーマとしたポップアップストアを開催。「食事や酒、本や衣類などが揃えられ、誰もが郷愁や親近感をいだき、居場所を見つけられる場所。」がコンセプトのヒビヤセントラルマーケットに並ぶのは、同社がノーザンオカヤマを探訪し、独自の目線とネットワークで掘り起こしたものばかり。

森林に囲まれた豊かな風土を感じる版画、ガラス、器、草木作品、インテリア雑貨を集めるほか、自然の恵みから生まれたフードやドリンクも取り揃え、居酒屋「一角」ではアルコール提供、カフェでは限定スイーツやお茶などを販売予定。

「ヒビヤセントラルマーケット」の会期は前述のとおりで、営業時間は物販 11:00～20:00、飲食 11:00~23:00(L.O. 22:00)。「ノーザンオカヤマ クラフトストア」ポップアップで取り扱うブランドは毎来寺やdomaine tetta、御前酒蔵元 辻本店、美作ビア ワークス、梅田屋羊羹店、小林芳香園、半鐘屋、alimna、ふじわらファームなど。

作家・工房より取り扱いブランド紹介

版画、手ぬぐいを扱う毎来寺は、現住職の岩垣正道氏が真庭市で廃寺寸前だった曹洞宗のこの寺に入山。写経にと始めた趣味の版画を襖に貼ったことをきっかけに、今では襖絵、天井絵、掛軸など約300点あまりを展示し「版画寺」として有名。

津山市上横野で伝統工芸品「横野和紙」を製造する上田手漉和紙工場からは便箋、封筒など。

お飾りのわらじあーむは、5月4日(木)・5日(金)にデモンストレーションを開催。

ヤマノネ硝子からはグラス、鉢、角鉢など、morina potteryからは花器、プレート、ボウル、マグカップなどが。

ほかにも平松竹細工店のカゴや鍋敷き、家具工房にいの屋のわっぱ、トレイ、箸なども。

アーツ＆クラフツビレッジよりノッティング、ラグなどのほか、KITAWORKSのランプ、スツール、テープカッターなども。この機会にノーザンオカヤマの魅力に触れてみては。

■ヒビヤセントラルマーケット
住所：東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3階
URL：https://hibiya-central-market.jp/

(さえきそうすけ)