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【東京都新宿区】市民・難民・移民のつながりを創出する「コミュニティ・カフェ@大久保」がオープン

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国内外で災害対応・防災支援を行っているCWS Japanは4月5日(水)、新宿区大久保の日本福音ルーテル東京教会内1階に、コミュニティ・カフェ@大久保をオープンした。

市民・難民・移民がつながる居場所を創出


カフェのコンセプトは、市民・難民・移民が出会い、つながる場。そして、大人の居場所づくり。CWS Japanとしては、場の提供を通して地域コミュニティの人々のなかで助け合いが生まれ、大規模災害時に取り残される人々を減らすことを目的としている。

市民・難民・移民がつながる居場所を創出


CWS Japanは2020年から外国人人口が全体の1割程度を占める新宿区にて、災害時に支援の手から取り残されやすい外国人脆弱層を対象に調査と支援活動を実施してきた。これらを通し、同地域には流動性の高い若年層である留学生が全体の4割程度を占めること、不安定な身分・立場におかれている難民・移民がいること、彼らは地域コミュニティと関わりを持つことなく居住していることがわかってきたという。

また同地域には、単身世帯の日本人住民の割合が67.8%と最も多く、後期高齢女性の45%がそれに該当している。一切の公的サービス、セーフティーネットにアクセスできず、孤立している外国人や単身世帯の後期高齢者の日本人などは、大規模災害発生時に取り残される可能性が高いことが予測される。

そこで新宿区大久保地区を中心に、市民・難民・移民が出会い、つながる場づくりの活動を通して、これらの人々が見守り・見守られる、助け合いが生まれることを目的とし、コミュニティ・カフェを開設する運びとなった。

「コミュニティ・カフェ@大久保」概要


コミュニティ・カフェ@大久保は月2回、第1・第3水曜日の13:00〜17:00に開店。オーガニックのコーヒー、フェアトレードの紅茶やお菓子の提供や生活相談コーナー、「にほんご学習支援」の実施、ライブ演奏、世界の料理教室などのイベントが開催される。対象は、大久保とその周辺に在住・在勤・在学している外国人や日本人。

今後は4月19日(水)に沖縄民謡、ギター弾き語りのライブ演奏、5月6日(土)にワールド・バザール、5月17日(水)にボリビア料理教室を開催予定だ。イベントによって参加費や営業時間が異なるため、コミュニティ・カフェのSNSアカウントより発信される情報をチェックしよう。

プレオープンイベントも開催

公式オープン前には、地域関係者向けにプレオープンイベントを開催。ライブ演奏、室橋裕和さんのトークセッション、ワークショップなどが行われた。延べ30名程度がカフェを訪れ、和やかな雰囲気でイベントを終えることができたという。

市民・難民・移民がつながる場を創出するコミュニティ・カフェ@大久保に足を運んでみては。

■コミュニティ・カフェ@大久保
所在地:東京都新宿区大久保1-14-14 日本福音ルーテル東京教会1階
公式Twitter:https://twitter.com/commucafe2023
公式Instagram:https://www.instagram.com/commucafe2023/

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