日本出身では初のエトワールに任命されたオニール八菜さんも出演する「白鳥の湖」が、東京・恵比寿ガーデンシネマで観賞できる。恵比寿ガーデンシネマにて開催中のパリオペラ座バレエシネマでは、4月21日(金)よりパリ・オペラ座バレエの2つのシーズンの「白鳥の湖」が連続で公開となる。
人気ダンサーの数年前のダンスを観賞!
今ではエトワールとして活躍する人気ダンサーの数年前のダンスを、スクリーンで見直せる貴重な機会。
今年は“<オペラ座ガラ>―ヌレエフに捧ぐ―”や“ル・グラン・ガラ”で、パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちの来日も目白押し。生の公演の前に、彼らの数年前の踊りっぷりを恵比寿の映画館にて観賞することができる。数年前ですら、輝くオーラを発している人気ダンサーたち。見応えたっぷりの「白鳥の湖」になっている。
パリ・オペラ座バレエ団「白鳥の湖」の見どころ
古典の代表作「白鳥の湖」は、1895年にレフ・イワノフとマリウス・プティパが新たな生命を吹き込むことに成功し、今ではどのバレエ団もレパートリーとして取り入れる人気演目。チャイコフスキーによる初のバレエ曲は、深いノスタルジーが溢れ、チャイコフスキー自身が抱く愛の概念を反映させた物語だ。
1984年にパリ・オペラ座バレエ団で演じられたルドルフ・ヌレエフ版「白鳥の湖」は、家庭教師に扮した悪魔ロットバルトに操られたジークフリート王子が、現実世界で抱える結婚という問題から逃げ込む夢の世界が舞台。ヌレエフ版は音楽との調和により悲劇的な結末を迎えながらも、王子の深層心理を深く描き、より共感ができる作品となっている。
上映日・作品概要
恵比寿ガーデンシネマにて公開となるのは、2016版「白鳥の湖」と2019版「白鳥の湖」で、2016版「白鳥の湖」が4月21日(金)~27日(木)、2019版「白鳥の湖」が4月28日(金)~5月11日(木)に上映される。鑑賞席は鑑賞日2日前0:00より予約可能だ。
2016年版「白鳥の湖」のパリ・オペラ座での上演日は2016年12月、上映時間は約2時間35分。2019年版「白鳥の湖」のパリ・オペラ座での上演日は2019年2月、上映時間は約2時間33分。
2016年版ではオデット&オディールをアマンディーヌアルビッソンさんが、ジークフリート王子をマチューガニオさんが踊る。2019年版ではオデット&オディールをレオノールボラックさん、ジークフリート王子をジェルマンルーヴェさんが踊る。ロッドバルトは両バージョンともフランソワ・アリュさんが踊り、2019年版には、日本出身では初のエトワールに任命されたオニール八菜さんも出演している。
トークイベントも
また、2019版「白鳥の湖」の劇場公開を記念して、4月30日(日)10:30~の本編上映後、バレエダンサーの上野水香さんと、バレエチャンネル編集長の阿部さや子さんのトークイベントを実施。このトークイベント付き上映の座席は、4月20日(木)9:30~劇場HPオンラインおよび劇場窓口にて販売を開始する。
人気ダンサーの数年前のダンスを、スクリーンで堪能してみては。
恵比寿ガーデンシネマHP:https://www.unitedcinemas.jp/ygc/index.html
パリ・オペラ座バレエ シネマ詳細:https://www.culture-ville.jp/parisoperaballetcinema
(さえきそうすけ)