大阪府箕面市にある、8万坪の境内に自然が広がる勝運の寺「勝尾寺」は、新緑期間では初となる夜間ライトアップや、第1回「カチフェス」を開催する。
「勝ちダルマ」が奉納されている勝運の寺
勝尾寺は、神亀四年(727)創建。六代座主の行巡上人は、清和天皇の玉体安隠を祈って効験があったことから、“王に勝った寺”の意で「勝王寺」の寺号を帝より賜り、後に王の字を尾に控え「勝尾寺」と号す。以後、源氏や足利氏、豊臣氏ら時代の覇者が戦勝祈願したとされ、勝運信仰が広まった。
現在でも勝運の寺として信仰されており、試験・商売・就職・スポーツなど、あらゆる場面での“勝運”を祈る参拝者が数多く来訪し、境内には勝運を祈る「勝ちダルマ」が奉納されている。
勝尾寺 新緑の特別夜間拝観2023ライトアップ
同寺は、2024年3月末までに千里中央駅から延伸しての開業が発表された北大阪急行電鉄「箕面萱野駅」から車で20分ほどの距離にあり、これまで周辺事業者と連携して同駅直結予定の施設などからの紅葉シャトルバス運行などを行ってきた。
その流れを受けて今回、周辺エリアで開催されてきた「明治の森箕面国定公園 新緑カーニバル」の趣旨に賛同し、同イベントの期間中のうち、4月22日(土)~5月7日(日)の土日祝に、同寺としては初めての新緑期間の夜間ライトアップ「勝尾寺 新緑の特別夜間拝観2023ライトアップ」を実施することとなった。
期間中は特別に夜間拝観も可能となり、日中は見られない幻想的な世界が広がる。
若木が芽吹く新緑の時期は、草木の爽やかな香りとともに、いつもとは違う勝尾寺の風景を体感することができる。
実施時間は日没~20時30分で、最終入山は20時。入山料は、大人(高校生以上)500円、中学生・小学生400円、未就学児100円、2歳以下無料。
ウィン・ウィン創出イベント「カチフェス」も開催
また、5月5日(金)の11時~17時(最終受付16時)に、第1回「カチフェス」を開催。
カチフェスは、勝尾寺が「場」となり、自分の特技=価値(value)を誰かのために差し出し、相手に勝ち(カチ)を呼び込むウィン・ウィン創出イベントというコンセプト。普段自由に演奏できる「コムニカチオピアノ」を1日限定で池前に設置し、特別な演奏や様々なイベントを実施する。だるまを使った宝探しゲームやボードゲーム、ぬり絵など、大人も子どもも一緒に楽しめるイベントだ。
これらのイベントは、単なる参拝客増を目的としているのではなく、今後開発・発展が予想される箕面エリアの「地域活性化プロジェクト」として実施。
2025年に開催される大阪・関西万博への布石として、古来より人が集まり交わる場所であった寺という存在を、国定公園にも指定されている勝尾寺周辺の自然とともに味わってほしいという思いで行っている。今後も、文化・芸術・歴史・自然などが感じられる、人が集まり交わる機会を生み出す場所として、勝尾寺を利活用してほしいと考えているという。
そのほか、勝尾寺公式Instagramを「フォロー」&「メンション投稿」した人に、UHA味覚糖コラボの「カチグミ」をプレゼントする企画も実施中。フォロー&投稿画面を“花の茶屋”職員に提示して、「カチグミ」をゲットしよう。
勝尾寺HP:https://katsuo-ji-temple.or.jp/
勝尾寺公式Instagram:@katsuoji.temple
(山本えり)