ドリームエデュケーションが運営するオンライン家庭教師「まなぶてらす」は、「ひとり親家庭」を支援するため、6カ月分のオンラインレッスン利用ポイント(79,200円相当)を20名に無償提供する「まなぶてらす奨学生」の募集を開始した。
無償で6カ月間教育サポート
厚生労働省が公表した「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、ひとり親世帯が抱える悩みとしてもっとも大きいものが、子どもの「教育・進学」そして「家計」だ。このことから、ひとり親家庭では、わが子に教育機会をもっと与えたいが、経済面で十分に提供できていない状況であることが分かる。
こうした社会状況を踏まえ、オンライン家庭教師「まなぶてらす」では、日本全国および海外在住の「ひとり親家庭」を対象に、無償での教育サポートを始める。
奨学生は、6カ月間の受講で、わからないところを教えてもらい、定期テスト・受験に向けた勉強のやり方や計画の立て方を学ぶことができる。さらに、ひとりひとりの「好きや得意」を伸ばすためのレッスンを受講することも可能となっている。
応募資格と支援内容
「まなぶてらす奨学生」の応募資格は、①母子家庭・父子家庭(ひとり親家庭)、②経済的理由により子ども(小学生~高校生)の教育費の捻出が困難な人、③養育費も含めた世帯年収が300万円以下、④子どもと同居している、⑤インターネットに接続する機器(パソコンやタブレットPCを推奨、スマホ可)を所持している、⑥オンラインレッスンを受講する意志が本人にあるの6つを満たしている人。
奨学生は、12,000ポイント(13,200円相当)のレッスンポイントが毎月付与される。なお、1家族2名以上受講する場合は、1家族あたり毎月18,000ポイントを付与する。
支援期間は6カ月となるが、それ以降も自力で勉強を進めていけるよう、自学自習力を身につけることを念頭においた3種のレッスンで支援を行う。
3種のレッスンは「わからないところを教えてもらうレッスン」「自宅学習のやり方、勉強方法を学べるレッスン」「好きや得意を伸ばすレッスン(習い事系のレッスンも受講可)」。6カ月後には、ひとりでも学習を進めていける自信を持ってもらうことが目標だ。
勉強系のほか習い事系の科目も受講可能
受講可能な科目は、「勉強系」が国語、算数/数学、英語、理科、社会(高校科目含む)、作文/小論文、定期テスト対策、受験対策、勉強のやり方指導。
「習い事系」が、そろばん、英会話、ピアノ、プログラミング、将棋、絵画・イラスト、日本語等。
その他、不登校や特別支援教育に対応するサポートレッスンも提供する。
応募方法と審査について
申込みは、「まなぶてらす」の問合せページにて受付中だ。問合せフォーム内の問合せ内容欄に「まなぶてらす教育支援希望」と記載し、教育支援を希望する理由、養育費も含めた世帯年収を書いて送信すると、3日以内に返信にて提出書類が送られてくる。
提出するものは、 申請書(申請内容によっては源泉徴収票や確定申告書の写し等を提出する場合あり)と、親子で一緒に写っている写真。
なお、審査の結果不採用となる場合がある。また提出書類の不足や記入漏れがある場合、書類不備として受付けできない。申請書は黒のボールペンで記入すること。修正液・鉛筆・消せるボールペンは使用不可だ。書類の到着から2週間以内に選考結果がメールで届く。
また、奨学生の募集期間は、20名が決定するまで常時募集する。定員に達した場合は、増員を検討するという。「まなぶてらす奨学生」募集の詳細は、公式サイトのまなぶてらすNEWSから確認できる。
まなぶてらすHP:https://www.manatera.com/
問合せページ:https://www.manatera.com/WTE/site.cgi?m=inqfrmshw
(江崎貴子)