子連れMBAを運営する「ぷちでガチ」は、5月20日(土・子連れの日※1)に、西日本電信電話(NTT西日本)をはじめとする10団体と共催で、「男性の育休・育児参加から誰もが活躍できる職場・社会へのアップデート」を目指し、パネルトーク&ワークショップ“子連れの日記念イベント(大阪)「男性育休が職場を変える?!社会を変える?!〜世代や組織をこえて対話しよう」”を、NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」にて開催する。
男性が育児参加できる社会に変えるアイデアを創出
ジェンダー格差の是正や少子化問題などに対し改善の兆しが見えない中、昨年から「男性育休の義務化」が順次始まった。従来の女性を中心とする施策に加え、男性の行動変容の促進は、組織の変化を阻むオールド・ボーイズ・ネットワーク※2の連鎖を止め、女性や若者含め、多様な人が活躍できる職場や社会へのアップデートの可能性があるのでは。
そこで5月20日(土)の「子連れの日」は、当事者の子育て世代に加え、経営学者や医師、働きやすい職場づくりに挑む中小企業の経営者、学生や子どもを交え、男性の育休・育児参加が社会を変える可能性や、男性が育児参加できる社会に変えるためのアイデアを創出。これらのアイデアは今後、主催・共催団体の事業やサービスに活かすことで社会実装を進める。
主催団体代表の思い
主催団体代表・赤坂美保さんによると、両親を頼れない人やシングルペアレントなど、多様な家族のあり方でもキャリア形成が可能な世の中に変えたいと、2015年に「子連れMBA※3」を立ち上げた。すると子連れMBAをきっかけに、職場で変化を起こす子育て世代が続出。小さな変化でも日本中の数千数万の職場で起こると、子育て世代をはじめ誰もが活躍できる職場や社会に変わるはず。小さな変化が日本中に大きなムーブメントとして広がるきっかけにしたいという。
イベント概要
同イベントのスケジュールは、14:00~15:00にパネルトーク、15:00~16:00にワークショップ、16:00~16:30に交流会を予定。子ども向けに「遊んで学べる体験型ワークショップ」(14:30~15:30頃)も同時開催。
パネルトークスピーカーは、働き方・経営の専門家として、甲南大学経営学部教授 奥野明子氏、近畿大学経営学部准教授 松原光代氏、「父子手帳」を広める産婦人科医として、Daddy Support協会 代表理事 平野翔大氏、男性育休の推進に尽力する中小企業経営者として、興國車輌株式会社代表取締役社長 禿裕隆氏が務める。
他にも、ダイバーシティ推進に邁進する大企業担当者として、NTT西日本 総務人事部 ESG推進室 甲斐由記氏、年間4000人の育児・出産を支える助産師として、U-me 代表理事 望月里恵氏、男性育休取得経験者として江崎グリコ株式会社 木下直也氏、NTTビジネスソリューションズ株式会社 馬場俊宏氏が登壇。
5月20日(土)の「子連れの日」に、イベントに参加してみては。
■子連れの日記念イベント(大阪)「男性育休が職場を変える?!社会を変える?!〜世代や組織をこえて対話しよう」
日時:5月20日(土)14時~16時半終了
場所:QUINTBRIDGE(NTT西日本)京橋・大阪
住所:大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15番82号
参加費:無料
詳細・申込みURL:https://kodure-mba.puchigachi.com/2023/04/28/kodurenohi_quintbridge/
※1 5と20で「こ(5)づれ(20)」の語呂合わせから、ぷちでガチが2021年に制定(日本記念日協会登録)。
※2 女性活躍やイノベーションを阻む壁として指摘される、男性中心の組織がつくり上げてきた閉鎖的な企業文化や仕事の進め方。
※3 ぷちでガチとして、子育て世代発のソーシャル・イノベーションを目指し非営利で活動。2015年から関西の育休者数名からスタートし、延べ4000人以上のワーキングペアレンツが参加。
(さえきそうすけ)