宮城県仙台市は、スタートアップを経済成長のエンジンと位置付け、地域経済の持続的な成長に向けた取り組みとして、スタートアップの成長支援や次世代の人材育成を進めている。この度、同取り組みの一環として開始する「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」の参加者を募集中だ。
同プログラムは、仙台・東北の若者をグローバルに活躍するスタートアップ人材として育成するもので、参加者は世界最先端のアントレプレナーシップ教育を履修。その後、希望者の中から選抜された人は、ハーバード・ビジネススクール(HBS)のオンラインプログラムの受講や、米国のイノベーション拠点への訪問などを通じて、事業アイデアの構築およびブラッシュアップが行われる。
応募要項
仙台・東北から世界へ、課題解決に向けてチャレンジする人を応援する同プログラム。
対象は、東北6県在住などの16歳以上の人。東北6県に概ね4年以上居住したことがある人、年度内に16歳になる高校生を含む。大学生、大学院生、高校生、高等専門学校生など、学生および20歳代の社会人の参加が特に歓迎されている。
要件は、英語での学習に対して強い意欲がある人。但し、現時点で高い英語力は必要ない。現在、将来の起業に関心がある人、もしくは起業している人。プログラムの修了に向けて時間を割ける人となる。
プログラムの内容紹介
内容は、まず7~9月の「アントレプレナーシッププログラム」。行政機関として国内では初めて、世界最大のオンライン教育プラットフォームのコーセラ(※)と連携し、世界の主要大学を中心に開発された170のアントレプレナーシップ関連のコースより選定された、カリフォルニア大学、ロンドン大学などの約50コースを提供。
参加者は約10人ずつのチームに分かれ、チームごとに4コース程度を選択、履修。総学習時間は約100時間となる。オンラインで自主学習を進めるとともに、1~2週間ごとにオンラインまたは実際にチームで集まり、議論などを通して学び合いながら学習を進める。
9~10月は「リーダーシッププログラム」。ハーバード・ビジネススクールの人気オンラインプログラムを履修するほか、HBS卒業生からのアドバイスを受けながら事業アイデアを構築。
12月頃実施の「海外派遣プログラム」では、約1週間かけて米国シリコンバレーおよびボストンのイノベーション拠点を訪問し、事業アイデアのブラッシュアップが行われる。
現在参加者募集中!
募集人数は、「アントレプレナーシッププログラム」は100人程度、応募多数の場合は書類選考。「リーダーシッププログラム」「海外派遣プログラム」は、希望者の中から選抜された人20人。参加費は無料、但し「リーダーシッププログラム」「海外派遣プログラム」では、3万円程度が予定されている。準備する物は、パソコンやタブレット端末、Wi-Fi環境。募集期間は、5月9日(火)~6月23日(金)。専用ウェブサイトの申し込みフォームから申し込もう。
なお、「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」の開始を記念し、特別イベント「東北からグローバルスタートアップを生み出す」を開催。詳細はイベント詳細URLで確認を。
この機会に、気になる人は「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」への参加を検討してみては。
「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」申し込みフォーム:https://sgsc.world
イベント詳細URL:https://sgsc1.peatix.com/view
※コーセラ 世界最大のオンライン教育プラットフォームを提供する米国の団体で、世界の275以上の主要大学や主要企業が提供するコースを、世界ほぼすべての国から1億2千万人以上の学習者が学ぶ
(さえきそうすけ)