大阪府の門真市教育委員会は、第四中学校区において新たな小中一貫校の整備に向けて取り組んでいる。このたび、令和8年度開校予定の義務教育学校の建設に向けた基本設計書を策定した。
基本設計書には、「メディアコモンズ」「はすの葉モール」などつながりを創る場についても書かれている。
「メディアコモンズ」&「はすの葉モール」
異学年の児童生徒などのつながりを創る「メディアコモンズ」は、従来の教室に加えて共用場所を一体的に使うことで、児童生徒の自主的で多様な学びをサポートするスペース。地域や異学年との出会いと学び、活動の場を生み出す。
地域と学校をつなぐ「はすの葉モール」は、東門と西門をつなぐ場所にあって、大きな屋根を架けることで学校と地域がつながり、交流する拠点として活用できる場所。北側には地域協働ラボや体育館、児童クラブを配置し、南側には教室などの校舎を配置する。
ワークショップ「スクールツクール」
この基本設計書は、ワークショップ「スクールツクール」での意見を参考に作成された。
「スクールツクール」は、新しい義務教育学校の整備に向けて、子どもたちが学びやすく使いやすい学校をつくるために、児童・生徒や保護者、地域の人、教職員などで話し合いながら、子どもたちのための学校施設のあり方や整備を考える場だ。2021年12月~2022年10月に全7回開催された。
校名は「門真市立水桜学園(すいおうがくえん)」
第四中学校区義務教育学校の校名は、児童生徒へのアンケート結果から、教育委員会で「門真市立水桜学園(すいおうがくえん)」に選定。校名の由来は「砂子水路に咲く桜が地域の名所として親しみがあるから」だという。今後、市議会の議決を経て、正式に決定する予定だ。
なお、児童生徒へのアンケート結果は、「門真市立千石さくら学園」が229票、「門真市立水桜学園」が483票だった。
門真市に誕生する新たな小中一貫校に注目だ。
門真市立第四中学校区の新しい学校づくりについて:https://www.city.kadoma.osaka.jp/kosodate/gakko_kyoiku/17510.html
(ソルトピーチ)