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経営コンサルティング会社代表がUber Eats配達で得た収益でカンボジアに学校を開校

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「しなやかがっこう」と命名

5月25日(木)にカンボジア王国(以下、カンボジア)の北西部に位置するトロペアントム村に新たに職業訓練学校(フリースクール)が開校した。

Lithe代表個人が職業訓練学校を開校


学校の建設費や諸経費については、経営コンサルティングを行う、Lithe代表個人が全額を寄付しており、資金については代表が副業で行っているUber Eatsの配達によって得た収益を充当した。

Uber Eatsで得た収入を社会貢献活動に

カンボジア語で「多様な価値観を理解し、困難にも柔軟に対応するための学校」と表記している

Lithe代表がUber Eatsの配達を行い始めたのは、2019年3月から。当初の目的は健康維持、隙間時間の有効活用だったという。ただ、副業を継続していくうちに、副業で得た収入を社会貢献活動に活かしたいという思いが強くなり、その一環として過去、ミャンマーに小学校を2校、開校する活動も行ってきた。

就業機会の幅を広げていきたい

建設に携わった村民や先生、生徒を交えた記念写真


耐久性に優れたカンボジア産の竹を使った建築様式

今回、カンボジアに職業訓練学校を開校しようと思ったのは教育制度に課題があるためだ。というのも義務教育期間である小学校、中学校の中退率が極めて高く、農村部では約半数の学生が中学校を卒業せずに中退してしまう現状があるそうだ。

背景としては、家庭の経済的な理由や学校が遠方にあることなど、さまざまな理由があるのだが、中退した学生の受け皿として職業訓練学校を開設することで、実務に直結した知識やスキルを習得し、就業機会の幅を広げていきたいと考えているという。

現地のNPO法人と連携し質の高い教育を継続的に行っていく

開校式には地域の高校生と小学生あわせて150人が参加

職業訓練学校での講座としては、「観光業、飲食業、宿泊業で必要な英語スキルの習得」「SDGsの観点から自ら仕事を作り出す能力の習得」「カンボジアの伝統芸能であるアプサラ舞踊を通じての歴史の伝承」を行う予定で、現地のNPO法人と連携することで、質の高い教育を継続的に行っていくという。

学びは希望

高校生の多くは「学校の先生になりたい」と夢を語った


Lithe代表は、「学びは希望」との思いを胸に、ボランティアでミャンマーの学生に日本語教室を実施していることもあり、定期的にカンボジアも訪問して講義を実施していきたいと意気込んでいるそうだ。

これからも本業である経営コンサルティング活動とともに、副業のUber Eatsの配達にも尽力することで、社会に貢献していきたいという。Lithe代表の今後の活動に注目してみては。

Lithe公式サイト:https://lithe.co.jp/

(角谷良平)

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