江戸切子協同組合は、「江戸切子の日記念 2023 特別販売&体験イベント」を、7月1日(土)・2日(日)の各日11時~17時に、東京都江東区にある施設「y-lab」にて開催する。
「江戸切子の日」を記念した企画
伝統文様の一つ「魚子(ななこ)」の語呂合わせから、7月5日は「江戸切子の日」とされている。国の伝統的工芸品・東京都の伝統工芸品に指定されているガラス工芸品「江戸切子」の認知・振興を目指した活動の一環で、2008年に制定され、今年15年目を迎える。
今回のイベントは、7月5日(水)の「江戸切子の日」の記念企画の一つとして、江戸切子協同組合が入居する施設「y-lab」内の特設スペースにて開催される。
江戸切子工房2社が限定品などを特別販売
「特別販売」では、江戸切子工房2社が、一点物や限定品などを、この日限りの品と価格で直売する。各地の百貨店の職人催事でも技を披露している「門脇硝子加工所(東京都江東区北砂)」と、若手職人の育成を積極的に進め多彩な製品を全国的に展開する「江戸切子 彩鳳」ブラントの「ミツワ硝子工芸(埼玉県草加市)」が参加する。
伝統工芸士の指導による江戸切子体験ワークショップ
「体験イベント」となる江戸切子体験ワークショップは、新型コロナの影響による中断を挟んで、19年秋以来3年半ぶりに開催。
江戸切子の実演製作や披露にも用いるカットマシーンで、実際に透き(透明)ガラスに伝統柄を細工し、体験品は持ち帰ることができる。講師は、日本の伝統工芸士認定・瑞宝単光章受章者の大久保忠幸氏(大久保硝子工芸代表)が務め、直接指導してくれる。
ワークショップの所要時間は20分で、7月1日(土)に全12回実施。予約制となっており、定員は各回2名。料金は「ケーキ皿」2500円(税込)、「ロックグラス」3500円(税込)で、現金での現地決済となっている。
予約は、同組合事務局にて電話で受け付けている。なお、当日空きがある場合は、現地受付で参加が可能だ。詳細は、江戸切子協同組合公式サイトで確認を。
異業種連携施設「y-lab」について
会場となる「y-lab」は、ガスインフラに特化した配管溶接専門企業である横田アスコムが、技能者と産業・ものづくり・地域などとの連携や協創を目指し開業した施設。
江戸切子協同組合は同社の計画に賛同し、今年事務所並びにショールームを亀戸から移転した。今回のイベントも、「y-lab」との連携で開催する。
「江戸切子の日記念 2023 特別販売&体験イベント」で、日本の伝統工芸に触れてみては。また会場に隣接し、6月8日(木)にオープンしたショールームでも、7月1日(土)から開店記念第2弾&「江戸切子の日」を記念した企画の展開を予定しているというので、そちらもあわせてチェックしてみて。
江戸切子協同組合HP:https://www.edokiriko.or.jp/
■y-lab
住所:東京都江東区大島2丁目40番5号
(山本えり)