鳥取県琴浦町(ことうらちょう)では、この夏、伝統の息吹と現代が交差する「波止(はと)のまつり」と「火と食の祭 白鳳祭(はくほうさい)」の2大夏祭りが開催される。
「歴史ある伝統の祭り」と「琴浦町の新たな魅力を融合した現代的な祭り」、全くタイプの違う2つの祭りの開催は、琴浦町の魅力を引き出し、県内外からの来場者を魅了するだろう。
「住みたい田舎ベストランキング」で1位に
鳥取県中部に位置する琴浦町は、南は中国山地と伯耆大山、北は日本海に接する自然あふれる町。
宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」2023年版「住みたい田舎ベストランキング」では、4部門中3部門で全国1位を獲得。人口わずか1万6200人ほどの小さな町は今、熱い注目を集めている。
70年以上の歴史を持つ「波止のまつり」
7月27日(木)・28日(金)に開催されるのが「波止のまつり」。2日間に渡って行われる、神﨑神社(かんざきじんじゃ)の例大祭として知られている。
7月27日(木)の前夜祭では、普段は静かな菊港が一変。約40店舗もの露店がずらりと立ち並び、古き良き時代へタイムスリップしたかのような、エモーショナルで賑やかな雰囲気に包まれる。
そして、この祭りの中心ともいえる儀式の一つとして、ご神体が神輿に乗って菊港の御旅所へと向かい、厳かな神事が執り行われる。
迫力満点の花火大会も
祭りも佳境に入る頃、迫力満点の花火大会が始まる。波止から打ち上げられる約3000発の花火は、その炸裂音と共に海面に美しい景色を映し出し、訪れた人々を魅了する。
花火が終わると静寂を取り戻した菊港に御旅所の灯りがともり、幻想的にそして美しく辺りを照らしだす。
4年ぶり開催の「火と食の祭 白鳳祭」
コロナ禍により、3年間中止を余儀なくされた琴浦町の祭「火と食の祭 白鳳祭」が、8月6日(日)に琴浦町の東伯総合公園で4年ぶりに開催される。
2023年は、30回目の記念すべき年。町の魅力を高めるために町民が一体となって参画。祭りを通じて琴浦町の魅力を再認識し、未来の世代へと継承していくことを目指しているそう。
ステージイベントとグルメが一体に
琴浦町ならではの魅力が溢れるステージイベントとグルメが一体となり、訪れる人々が琴浦町の魅力を存分に体感できそうだ。
今年は地元女性歌手デュオ「Paix2(ぺぺ)」のライブに始まり、「逢束(おうつか)盆踊り」「ことうら音頭」「白鳳太鼓」「たいまつ行列」と盛りだくさんの内容だ。
中でも「逢束盆踊り(鳥取県指定無形民俗文化財)」は、鳥取と米子をつなぐ街道沿いの宿場であり、港町だった逢束地区で受け継がれている盆踊り。海路を通じて各地からもたらされた新しい踊りが交ざりあい、独自の進化を遂げた。
東は伊勢、西は隠岐の島西郷から伝わった踊りなど、合計7種類の踊りが現在も逢束地区で踊り継がれている。この踊りの存在は、文化交流が盛んに行われたこの地域の特色を表すもので、琴浦町の魅力をより一層感じられるものになっている。
迫力満点の白鳳太鼓、たいまつ行列が行われ、日本サウナ界を賑わすアイドルアウフギーサ(熱波師)であり、琴浦町地域おこし協力隊員・熱波師 五塔熱子(ごとうねつこ)氏によるアウフグースパフォーマンスも加わり、祭りが最大の盛り上がりを見せる頃、夜空を彩る約2000発の花火とレーザーライト天空ショーが繰り広げられる。
会場ではさらに、盛りだくさんの屋台が出店し、牛骨ラーメンや地酒などの美味しいグルメを堪能できるのも魅力のひとつ。詳細なイベントスケジュールや各問い合わせ先については、公式ウェブサイトで参照を。
「波止のまつり」と「火と食の祭 白鳳祭」で、琴浦町の魅力を思う存分体感&満喫して!
琴浦町観光協会:https://www.kotoura-kankou.com/
琴浦町:https://www.town.kotoura.tottori.jp/
PDF:https://prtimes.jp/a/?f=d122861-1-ddbb7567d36bd3832b9a5ab01753f84a.pdf
(鈴木 京)