全国障害学生支援センターは、「2023年度第1回障害をもつ学生交流会」を8月5日(土)にzoomによるオンライン形式で開催する。
障害のある高校生・大学生を対象に交流会を実施
全国障害学生支援センターは、障害をもちながら大学に進学し、卒業した当事者が中心になって活動している。道を切り開いてきた先輩たちの経験を活かし、当事者の気持ちに寄り添った支援をしているのが特徴だ。
全国障害学生支援センターは、1997年から「普段、全国各地に散らばって互いに知り合うことも少ない障害学生同士の交流と情報交換」、また、一人でも多くの障害学生が、より快適な学生生活を送れるようにとの思いから「障害をもつ学生自身によるエンパワーメント」、さらに、互いの交流を通じて、そこから見えてくるものを感じ取れるよう「異なる障害をもつ当事者同士のコミュニケーション」を目的に、障害のある高校生・大学生を対象に交流会を実施している。
主担当からの挨拶
学生交流事業の主担当・木村由美さんは以下のコメントを寄せている。
『学生交流事業の責任者?部長?をやらせていただいている木村由美と言います。当センターでは「主担当」と呼んでいます。地味に働き、皆さんが楽しく交流できるようにお手伝いします。
なお私たちのセンターはほぼ全員が何らかの障害を持って大学や、大学院を卒業しています。もちろん主担当である私自身も、肢体、視覚、言語、てんかんとアレルギーという障害、特性をもっています。私たちの交流会では障害を持った学生や、これから学生になる皆さん、または卒業された皆さんが地域、障害特性、学部、学科を超えて互いに知り合い、発見し、認め合ってお互いに新たな文化や価値を創造し、楽しく豊かな交流会ができるように試行錯誤しています。
効率性、能率性という概念からは少し離れて真の意味でのSDGsを目指した会にできるように最善を尽くすと同時に、日ごろ聞けないことや、知りえない情報を経験豊かなスタッフから聞くことで参加者の皆さんに何かを持って帰っていただければ嬉しく思います。障害をもつ学生交流会に皆様のご参加をお待ちしております。』
参加希望者は事前申し込みを
「2023年度第1回障害をもつ学生交流会」の参加には、事前申し込みが必要。参加希望者は、障害をもつ学生交流会開公式ページに記載されている交流会専用Eメールアドレスに「交流会申し込み希望」と書いて送信を。折り返し、申し込みに必要な情報を記入するための案内が届く。
その他詳細は、障害をもつ学生交流会開公式ページで確認できる。
■2023年度第1回障害をもつ学生交流会
開催日時:8月5日(土)14:00~16:30(オンラインzoom)
高校生分科会:大学でチャレンジできること
大学生分科会:生活面で直面している問題の試行錯誤
情報保障:パソコン通訳
公式ページ:https://www.nscsd.jp/Activities/Koryukai/
(角谷良平)